何を今さらと言われそうな担当者の方々ならすでにチェック済みのGoogleの動きがSEOにもさまざまに影響を与えている話です。

>>参照:7月18日からSEO対策の常識を覆す激震起きてます。
まだみんな気づいてないと思うけど・・

>>参照:SEO業は何処へ行けばいいのか

コンテンツが重要=サイトテーマという発想

ふむふむ・・ということでいろんなサイトをここ最近覗いてました。2001年くらいからSEOという言葉が一部で流行しだて、ぼくは界隈のとあるSEO専業会社の1社で仕事をしていたのですが、もう10年程前のうろ覚えの感覚と今後の流れの予測などを拝読したうえで感想を述べると、2001年当時から今(2012年)に至るまでSEOの基本的な考え方はGoogle含め変わっていない印象なんですよね。

  • 良質なコンテンツをサイト毎に構築する
  • あくまでナチュラルなリンクを集める
  • このことは2001年当時から言われていたことです。何を”良質”とするのかが難しいのですけれど。ただリンクファームから外部リンクを購入することの危険性はGoogleからもアナウンスされていたと記憶しています。(外部リンクを購入すること自体が問題ではなく、上位表示を目的としたリンクを購入することが問題だったとか)

    外部リンクのみを購入する仕組みはあまりなかった

    私がSEO業界にいた2001年~02年当時は内部コンテンツの調整や内部リンク調整、各種タグの修正がSEOの主流だったと思います。確かソースチューニングと呼んでいました。その流れの中でHTMLなどがW3Cに準拠して記述されているかなどエンジニアの方々が確認をしていたものです。それくらいHTMLソースについては当時各社無頓着でした。(タグにHomepageBuilder...とばっちり乗っている会社も多かったです)

    「検索エンジンから人がサイトにくるわけないだろ!」
     
    と営業先から言われたことも相当数ありました。フレームで構築されたサイトも多かったのでランディングページによってはトップページに戻るリンクがなくて、今でいう所の直帰率が高く、またアクセス解析があまり行われていなかったように思います。バナー広告、メールマガジン広告が主流でしたし、大手広告代理店は予算規模の関係上ウェブそのものに興味を示していませんでした。

    「費用対効果がばっちり測定されるとまずいんだよ!」

    と大手広告代理店の役員さんから言われたこともあります。OvertureなどのPPC広告が日本に上陸するぞ…みたいな時期だけど今となっては隔世の感。

    検索結果に敏感なのは昔から

    当時Gooleデータベースの更新はGoogleダンスと言われ、一定の期間ごとに複数のデータベース上で検索結果のランキングが変動しGoogle社内での調整が終了したと思われる時期にco.jpで表示される検索結果が更新される、というものでした。そして更新作業中に使用されている複数の分散されたサーバIPはSEO業者間では知られていましたので、Googleダンスがはじまったとエンジニアの方から聞くとF5キーを連打しながら見ていたものです。

    GoogleダンスはIPアドレス毎に変化していくものですから、非常にワクワクしながら見ていた記憶があります。何しろIP毎に検索フレーズに対する表示結果が異なるのですからとても面白いものでした。私たちは(というかエンジニアさんが)そのGoogleダンスに合わせて、HTMLのチューニング、コンテンツ生成、キーワード出現比率などSEOに関する様々な要因をチューニングし、想定されるGoogleダンスの日から逆算してクライアントにソースチューニングを行ったHTMLファイルを納品し、アップデートを待ち、検索結果順位をドキドキしながら待っていたものです。

    とくに私は営業を担当していましたので、このランキング結果によってはこっぴどく怒られるか或いは大感謝されるかの分岐点でした。担当者も上司に報告用レポートを作成するために心臓が痛い週を過ごされていたんだろうなと思います。
    そういえば
    「なぜこのワンキーワードで1位になれないのか 上司が聞きたいと言っているので大至急来てほしい」
    と言われ神戸市まで出向いた記憶があります。

    マーケティングの文脈としてのSEO

    SEOはウェブで顧客を獲得或いはリピートしてもらうためのマーケティング戦略の戦術に位置づけられます。SEO自体は今後も必要であり続けると思いますが手法自体は様々に変化していることがわかります。最近でいえば色んなサイトでも書かれているようにソーシャルでの高評価獲得や被リンクの獲得も重要なポイントになっているようです。 
      

  • 良質なコンテンツが必要という本質は変わっていない
  • 順位を決定づける要因は増えたり減ったりしている
  • 変わる要因を追いかけ続けて対応していくのがかなり大変
  • 対応を外部委託することはどんどん難しくなっていく
  •  
    という感じではないでしょうか。SEOは今後外部委託よりもインハウスでマーケティング戦略の中の1施策として実行されていく方が効率的だと個人的には考えています。

    ビジネスにおいて本質は変わらない、ということをここでも垣間見た気がしますし変化に対応できるところが生き残っていくという法則もまた然り、だなぁと改めて思います。個人的な立場でいえば諸事情があってSEO業界を離れたのですが、もしそのまま留まっていたらキャリアもかなり変わっていたんだろうなと感じます。そういう意味では自分にとってもターニングポイントな業界です。

     

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