ここまで「仕組みづくり」「仕組みづくり」と何度も書いてきたのだけれど、いきなり「おぉ。そうか」と取り組めるはずもないと思います。
そうするとまずどういうことをやるのか?ということになるのですが、そのストーリを今までの経験からちょっと書き起こしてみたいと思います。超大手企業での動きは想定しておらずそこそこのベンチャーとか中小企業を想定してみました。
みんなで共有してみよう
まず
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社内の担当者及び関連部署関係者
で社内勉強会を定期的に開始する
ことが手っ取り早いのかなと思います。そしてそれがスタートだということをまず全員に認識してもらいましょう。
インバウンドマーケティングは各論は従来のノウハウだとしても一貫したストーリー作りや継続したコンテンツ作りが重要です。そして何よりも同業他社が全世界中からシェアを狙って既に動いているのです。
集まってもらうのは
大体の部署を網羅しておくのがいいと思います。もしあなたの会社が家業であれば、全員ですね。
そして勉強会も集まって終了後飲みに行くだけでは意味がないので日常も情報交換ができるよう何かしらのクローズドのSNSなりオンラインでコミュニケーションできるツールを作っておきたいところです。そこで勉強会とオンライン上でどんどん継続的に情報共有したり質問したり調べたりリンクを共有したり、はたまた会社のあるべき姿を考え、その理想と現実のギャップを洗い出しどうすれば改善できるのか、どうすればより顧客との接点を持てるのかを話し合っていくようにしてみます。
議事メモをつくるとか、そういうのは当然やっておきます。そして何回か、何日か経過したところで上司や或いはトップと近い=影響力がある役員に参加をそっとお願いしてみたりすることもいいと思います。
そうこうしているうちに自社の評判ってどうなっているんだ?と気になりはじめるでしょうから色々ツールを使って情報収集と分析を始めてみてください。全然出てこないか(或いはそれに等しいか)クレームの嵐かどちらかではないでしょうか。これが経営陣への提案書になっていくし関係者の問題共有や目線を合わせることに非常に重要になってくる。※ツールは色々あるので探してみるのも一興です。
こうして課題と解決策をまとめる方向性がみえてきた時点でプレゼンテーションの機会を創ってみてください。ここで仲間に入ってもらった上司や役員陣の出番です。
社内でのポジションを得る
プレゼンテーションの目的は2つです。
1つは認識してもらうこと。
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自社の顧客獲得の手法を大幅に変化させる必要性を
様々なデータを用いて理解してもらう、ということです。
もう1つは支持を得ること。
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仕組み作り担当チームがプレゼンテーションする理由は
今日この場で経営トップの認識と理解と承認を得る事です。
これがないと今後の仕組みづくりを進めることは難しいと思います。一度がだめでも何度も挑戦してみましょう。
「顧客の生の声」「顧客と接点を持つことがなぜ重要なのか」
データから攻めていくのが最も良いと思います。
マーケティングとか難しいこと考えなくていいです。マーケティングってそもそも
母体となる数字をもとに仮説を立て
仮説を動かす計画を立て
計画をぐりぐり回して結果を得て
結果をもとに再度仮説をたて実行する
というサイクルをごりごり廻していくことが重要なのですから。(今まではきっと経験と勘で動いていたのでしょう)
さて、体よくこの2つを得たら「仕組みづくりチーム」は正式な部署としての承認をもらいたいところです。そしてここから本格的にインバウンドマーケティングの導入に社内が転換していくことになるのですから
部署の責任者には力のある役員に就いてもらいたいところです。この辺はどうしても社内政治力が欠かせないところですね。
なぜなら
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「こういうのがいいですね」
「やってみたいですよね」
だけでは変化を嫌う人たちに納得してもらうことはなかなかに難しいと思うのですよ。
みんながやっているから、やってみるか!
ではなくて、社内一丸となって
自社の歴史に変化を起すのです。
全員を説得して回るなんて時間も智慧も無駄に消費するだけですから力のある役員ににガツンとやっていただきましょう。(いいからヤレ!ではなくてですよ)
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