「インバウンドマーケティング」という
自社が保有しているノウハウをコンテンツとして積極的に開示し
検索エンジンなどから見込客に「見つけて貰いやすくする」ことで
自社ウェブサイトへのトラフィックを増加させ
見込顧客にリピートしてもらい、更に情報を提供していくことで信頼関係を構築し
「顧客になってもらう」一連のマーケティングコンセプトがあります。

このインバウンドマーケティングには地方企業がより積極的に
取り組んだ方がいいよなぁ、ということは常々考えていたことです。

参照:小さな会社は景気を気にする前にやるべきことが
参照:地方企業ほど取り組むべき戦略ではないか

事業の成果とは何かを定義してみる

マーケティング活動の目的を「売れる仕組みづくり」と定義してみると
実際の流入人口が少ない地方企業/産業であればあるほどウェブを介して

「自社を知ってもらう」「もし地方に来た時には実店舗に訪問してもらう」
「自社のECサイトを利用してもらう」「自社の取扱商品についてより理解してもらう」
「理解してもらって購入してもらう」「一度購入したらリピータになってもらう」
ということは、とても重要なコトだと思います。

色々商品やサービスを検索してみると、検索結果に表示される企業は
・東京エリア
・大阪エリア
・九州エリア/名古屋エリア
に拠点をもつ企業が多いように感じています。

この検索結果に各地方の企業がより表示されるようになれば
ウェブ上でのトラフィックも地方企業に分散し
様々な施策の結果として実際の流通が動くことに結びついていけば
地域経済もより拡充していくことになると思います。
その為には1社1社の事業の成果がでること、つまり収益機会を多く持ち
実体経済に影響を与えていく必要があると思うのです。

そうはいっても実際は

とはいっても中々難しいもの。
例えばこのサイトへのアクセスも東京・大阪を起点とした流入がサイト全体の70%を占めており
地元である石川県からの流入は全体の5%程度です。
七尾市に絞ると更に割合は低下します。

また実際にサービスを検索する際、セカンドワードに(スモールワードである)
地域名を入れてみたときに実際に求める検索結果が表示されるかどうか、は
その地方企業のウェブへの取り組みに左右されます。
少なくともデザイン的に十数年前のスタイルであったり、更新が全くされていないようなECサイト
或いはブログコンテンツが残ったままであれば、閲覧者が積極的に問い合わせを行うような
アクションにはつながりにくいのではないでしょうか。

冒頭のインバウンドマーケティングでは”見つけて貰う”ことを
まず第一歩としていますので、コンテンツの更新が重要になってきますし
見込顧客にとって有益なコンテンツであれば
最近のユーザは色々検索を行ってウェブサイトに辿り着いてきますので
それこそ(表現に語弊がありますが)”自分勝手にサイトに到達”してきてくれるはずなのです。
こっちからプッシュして探しに行かなくてもいいのですよ。
これって新規営業ということを考えると
物凄いことですし、こんなに見込が高い状況をつくることは
かつてはとても大変だったはず。

ウェブサイトに訪問してきてくれた見込顧客に対して
いかに直帰率や離脱率を下げることができるのか、や
コンバージョンを高めていくのか、或いは
ソーシャルメディアなどで共有してもらうためにはどうすればいいのか
といったところは智慧のみせどころになってくるのではないでしょうか。
このあたりは難しいカタカナで考えなくても
“ウェブサイトでのおもてなし”という考え方があれば
どういう導線を作ればよりベターになるのかが見えてくると思うのです。

総論OK.では各論は

地方はいま多くの自治体が地域経済活性化/流入人口増に向けて様々な取り組みを行っています。
ゆるキャラとそのグッズ販売や道の駅認定、道路の拡張、企業誘致に関する減税措置
定住者誘致に関する住居提供や一部負担、地方金融機関による融資の拡大…。
しかしなかなかうまく行っていないようです。

この閉塞的な状況をどう打破していくか、という課題に対しては
本当にさまざまな角度からの回答が出てきます。
各論に対する是々非々はさておき、冒頭に戻ってみると
地方企業が活力を産み出していくには地場経済圏だけではなく
商圏を全国からアジア圏へと伸ばしていかざるを得ないと思うのです。

といって一足とびに拠点展開をするわけにもいきません。
家業経営の店舗が引っ越しを余儀なくされるわけにもいかないでしょう。
そこででてくるのがウェブの活用だと思うのです。

改めてここを考えてみるとウェブサイトのありかたそのものを見直して
再度前向きな投資としてサイトをデザインから作り直し
どうせ作り直すのならば、冒頭のインバウンドマーケティングの概念に則った
コンテンツと運営体制を構築して

「ウェブから問い合わせを前年同月比●%上昇させる」
「ウェブ経由での来客を前年比●%上昇させる」

などの目標数値を掲げて取り組むことが成功というか、成長というか
経済的基盤の更なる確立に繋がっていくと思うのです。
この過程の中で自社がもつノウハウがコンテンツ化され、蓄積されていく
コンテンツが資産となり見込顧客から自社をみつけてもらえるハブになってくると思うのです。

統一されたマーケティングプラットフォームを導入するのが
プロセス最適化を行うには最も適していると思いますが
当初から導入できないという組織は各種ツールがありますから

「●●になるまでは、無料ツールを使いこなして運用していく」

などの目測可能な数値を掲げてまずは無料ツールを使い始めて
運用を開始して見てはいかがでしょうか。

勿論その前段として

・どういうコンセプトで
・どういう体制でコンテンツを運営し
・誰が何を担当してどこまでやるのか
・そして見込顧客と対峙していくのか
というあり方そのものを議論決定する必要があるのですが。
まずはやる、と意思を固めることが第一歩ではないでしょうか。

まぁその前に現状がどうなっているのかという
ウェブ解析をきちんと行うことが始まりだったりするのですが。
案外きちんと、やっていないものですよね。


 

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