ビッグデータの時代

というコトバを最近目にすることが大きなってきた。
これはうまく行けば大量に発生しているデータを活用できるのは
おおがかりな予算をかけることができる大規模な企業だけではなく
例えばASPサービスを利用して中小企業や実店舗等も
店舗来訪者のデータ(例えば来店者数や実際の購入者、そしてその時間帯データの収集と分析)
を自動化したり、よくいわれるようなウェブサイト上での行動やメールマガジンの開封率、
或いはO2Oと言われるようなウェブやスマホからの物理的な来店への引き込みと購入、
そしてその履歴を把握・分析し、来店者数の増加や来店者リピーター促進、地元の馴染み顧客の増加など
行動履歴管理マーケティングに関しても色々取り組めることだろうと思う。

そしてこれらのデータが視覚化されて
日ごと・週ごと・月ごとにグラフィカルに確認することができれば
今まで(重要ではあるけれども)感覚で行ってきたような経営、
つまり経営者の経験のみに頼るリスキーな状態から
脱却することが可能になってくるということで、非常に期待したいところ。

>> 参照:データ資産をとらえる5つの段階的思考

データを収集することは社内から始める

ところで、こうしたシクミを取り入れるのは
今までもデータ分析やマーケティングということに興味をもち
取り組んできた企業ではないかと思う。

上記リンク先記事に掲載されている【図1:データ資産として考えるべき範囲】を見て
そこに掲載されているデータ1から想像してみたい。

    ・営業担当者がもっている接触者の名刺はデータ化されているのか
    ・データ化されている名刺リストは有効的に活用されているのか
    ・日ごと・週ごと・月ごとのKPIデータは共有されているのか
    ・データから何かを読み取り、仮説立案し行動する組織風土はあるのか
    ・ウェブアクセス解析を行っているのか(PV増減確認だけでなく)
    ・接触顧客数/アプローチ顧客数/見込顧客数/注文済顧客数/顧客数/リピート顧客数など把握しているのか

そもそも既存のデータ自体が散乱しているような気がしないか、と思い当ることが多いのだ。
ウェブ界隈や情報システムの情報を収集しているとトレンドに触れることが多いので
「これはいい!」「これはやるべき」「これは面白い」
と一人興奮することが多いのだが、実際はシステムありきで企業が動くことは非常に少なく
投資によるリタ―ンがどのくらい得られるのか明確でないと取り組まない経営者は多い。

例えばこんなケース:お金を巡る悪循環

地方に行くと(ぼくは住んでいるけど)

    ・細々と営業はしているが外観が古くなりつつある旅館
    ・(それをみた人は)きちんと外観を改修すれば良いのにと思う
    ・(経営側からすると)外観改修の投資費用がない
    ・投資費用を借り入れても顧客が増加するかどうか不明なので借り入れには尻込みする

それでもやるしかないか、と考えて動き出してみるものの

    ・(銀行サイドは)尻込みされている雰囲気を感じると貸しにくい
    ・(銀行サイドは)出される計画書の実現根拠に乏しいと考える
    ・(経営側からすると)やってみないと判らないじゃないか、と思うものの断念する

よって残念ながら外観は放置され、徐々に老朽化が進む。

こんなやり取りを想像してみることはたやすいのではないだろうか。
データがないと予測が勘頼みになるしかなく
第三者からすれば非常に根拠に乏しく
第三者への説得材料が作れず、結果納得もしてもらえず
そうなると実績も積み重ねることができず、財務が更に悪化していくという
スパイラルを産むことになるのじゃないのかなぁと思うのです。

経営ってナンダ?とか言われますが、最終的には財務会計の強さだと思います。
キャッシュをどれだけ持っていて、資産の最大化をいかに効率よくできるのか、
それが上手く行っている企業が生き残るのだと思います。
キャッシュを持っている会社はやはり強いですよ。
その為に資金回収までの日数分析や売上数字分析を行ったり
顧客獲得のに関する(企業にとって)効率のよい手法を取るわけですから。
(一時期夜の街界隈で、八百屋などの商店の人たちが賑やかだったのは
やはり現金商売だからではないのでしょうか。)

>> 参照:ストーリー構築とデータ分析をどうやるかも課題
>> 参照:地方企業ほど取り組むべき戦略ではないか

ということで、ビッグデータの時代がきた

確かに今後取り組んでいくに興味深い分野だと思う。
それにインバウンドマーケティングにも獲得したリードをどう階層化し
どうやって接触していくのかというリードナーチャリングの段階で
見込顧客のデータベースとかは必須になるから
データマネジメントの概念と(Excelとかの)操作スキルということは必須になる。

新規顧客を獲得すること
既存顧客当たりの収益を上げていくこと
散乱している未顧客を顧客化していくこと

の3つはそれぞれ異なるシクミと施策が必要だと思うのですよね。

>> 参照:小さな会社は景気を気にする前にやるべきことが

灯台下暗し的な発想

そのいずれを行うにあたっても既存の散乱しているデータを集約しなくてはいけない
じゃないですか。
といことで思い当るのは上記のような”今ここにあるデータ”
そもそも整備していない中小企業の方が多いのではないかということ。

そうなると散乱している名刺データをCRMでもExcelでもいいので
取り急ぎ管理するシクミからつくってみてはどうかと思うのですが余計なお世話でしょうか。
データ分析に不慣れでもまず短期間にローコストで自社或いは店舗の
ビジネスアナリティクスをやってみることから取り組んでみると面白いと思うので
その為にはまず名刺データだとかの散乱しているデータを集めることから取り組んでみてはどうでしょうか。
(名刺データの名寄せサービスでもやろうっかなぁ)

 

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