ウェブ解析を行う時には事前に決めておくべき事項があります。
GAのタグを貼ればいいんじゃないの?ってそりゃそうですが他にも設定しなきゃいかんことがあるので、その忘備メモです

事前に準備しておくべき事

 
アクセスログの取得範囲を決めておきます。要するに解析対象とするドメインの設定です。
取得対象とするホストやプロトコルの範囲、1つのホスト(xxx.xxx.jp)だけではなく、複数にまたがる場合もあります。またプロトコル(http)や(https)にまたがることもあります。サブドメインを併用している場合もありますね。
 
パケットキャプチャ方式の場合には取得対象として同一サイトであっても複数の別ホストでアクセスされる場合には、複数ホスト名を取得対象に設定する必要があります。設定方法は用いるツールによって異なり、追加設定が必要です。

排除すべきページやファイル等の設定

解析対象から外したいページがある場合事前にツールから排除設定を行います。
 
ウェブビーコン方式の場合、対象ページにコードを埋め込むことが多いです。サーバログ、パケットキャプチャ方式の場合は全てのデータがカウントされるので予め排除設定をマニュアル等で確認しておきたいところです。

関係者のIPアドレスの設定

サイト構築後どのくらい見られているか、はとても気になりますが一番サイトを見に来るのは担当者です。よって関係者のIPアドレスを除外していないと正確な数値が取得できません。IPアドレスには固定アドレスと変動アドレスがあります。変動アドレスの場合は範囲を特定できるツールもありますので確認して設定しておきます。また制作会社に委託している場合、制作会社のIPアドレスも除外しておく方がより正確に近づきます。ツールによっては検索エンジンのクローラーも収集してしまうので、これもIPアドレスやUser-agentの設定で外しておきます。

コンバージョンの設定

  1. 専用タグがある場合は、それを張り付けておく
  2. ページURLがある場合は、管理画面からそのURLを登録する

※そもそもコンバージョンとは何か?を決めておく必要があります。

広告測定

広告からの訪問を解析する場合や自社サイトに別サイトの広告を掲載しクリック数を計測する場合などはリンク先URLにパラメーターを付与したり、リダイレクトページを経由させるなどの仕掛けが必要なケースがあります。

cookieを使用する場合

ユニークユーザをcookieで定義する場合にはcookieを発行する仕掛けをウェブサーバー側に設定しておく必要があります。この場合cookieの利用ポリシーを明示したページがあると尚可です。

サマリー設定

解析ソフトの画面設定です。ツールによってサマリーを生成できるできないがあります。複数のURLを同一視して集計表示できる機能です。一画面で見れるの重宝します。

検索フレーズやキーワード

設定(想定)した検索フレーズやキーワードの検索エンジンでの表示ランキングやPV数、コンバージョン数、直帰率などを計測する際に使用します。

ストーリー/経路の測定

自分たちが想定したストーリー通りにユーザが閲覧してくれているのか導線分析を行う機能です。例えばトップページから会社案内に進んで、地図情報を見る訪問者数は?2回目の訪問者が価格表を遷移してくる割合は?など仮説を立てて実測します。

事前に決めておく項目は案外多いのですがまとめると

  • 何を測定するのか
  • 何を除外するのか
  • 測定データは何と差異比較を行うのか
  • になります。設計というタスクですが、自社の事業に則って設定するのが好ましいですね。

    アクセス解析ツールには3タイプ

    アクセス解析を行うには3つの手法があって

    1. 「サーバログ型」
    2. 「パケットキャプチャ型」
    3. 「ウェブビーコン型」

    があります。

  • サーバを用意してサーバ側で計測するのが「サーバログ型」「パケットキャプチャ型」
  • クライアント側で測定しているのが「ウェブビーコン型」
  • です。
     
    複数のサイトにまたがった大規模サイトでよく利用されているのが「パケットキャプチャ型」
    archinなどレンタルサーバによく付属しているのが「サーバログ型」。
    現在よく使われているGoogleアナリティクスは「ウェブビーコン型」です。
     
    ウェブ解析士のテキストも改訂版では用語がアナリティクスに準拠したものに変更になっています。
     
    ウェブビーコン型は「htmlに記述されたJavaScriptのタグが動作してアクセスされたデータを解析マシンに送って解析する」仕組みです。
    SiteCatalystやVisionalystも同じ「ウェブビーコン型」です。

    普段あまり意識しないでツールを使っていますし、聞きなれない言葉が頻繁にでてきますので混乱しがちですがウェブ解析を行う上で何かと話が連動するときもあるのでこの3パターンは覚えておく方がいいです。

    現在多いのは

    普段使いで手っ取り早いのは、やはりGoogleアナリティクスです。
    Googleのアカウントと結びついていますし、最初からクローラーも除外してくれています。アナリティクスを開設して、アカウントをWebmasterツールやadwordsのアカウントと結びつけて使用すると至極便利です。ただGoogleアナリティクスは機能満載で頻繁に画面も機能も変更になるので振り回されないようにしないといけないです。
     
    上にも書いていますが、初級ウェブ解析士のテキストも改訂版では用語がアナリティクスに準拠したものに変更になっているそうです。ぼくのときはまだ準拠していなかったので語句を頭の中で一致させるのに少し戸惑った思い出があります。
     

     

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