ものごとはまず相手への信、もしくは互いの信頼関係を基本とすると思うのです。この「信を万事の本と為す」を社是に掲げているのは日清製粉ですね。
 >>トップメッセージ|日清製粉グループ
 

 
よく言われるように「信頼」を得るのはとても大変なものですが、失うのは一瞬。信というのは一番最初に求められるもので必要なモノだと思うのですよ。
 
ぼくたちは商品を手にした時に「●●と書いてあるけれど、嘘ついて実はXXだろう」
 
なんてことは考えずに「●●」と書かれていることを(疑いもせずに)信用して購入するわけです。

信をもって行動することは他にも多くあります。

  • この人が間違うはずがないだろう
  • この会社が期待を裏切る訳がないだろう
  • やってみないとわからない(と思う自分を信じる)
  • この石橋が崩れる訳ないだろう
  •  
    だからそれが裏切られたと思った時には怒る訳ですよね。日本銀行券だって信用によって価値が担保されていますよね。

    とかく「信」ということは大切なものです。逆手にとって色々宣伝広告や「なんちゃらメディアで売上倍増」みたいなテキストをみかけることも多くなってきました。不思議なアンケート調査データなども同じです。
     

    魔法のステッキ

    新規顧客と既存顧客のどっちを優先するのかという話も見かけます。ぼくが見かけている範囲でいうなら「どうにかして新規顧客を獲得したい」というテーマに対する「どうすれば気にかけてもらえるか=ひっかかってくるか」
    という考えが根っこにあるような気がしてなりません。
     
    地方に至っては「何とかかんとかで情報を発信すれば売上があがる」といった体裁の話や、未だにファンの獲得数だとか、「イイネ!ください」といったようなものが流行中です。
     
    それは、全体のストーリーの中での役割として位置付けて利用するから局地的に効果があるわけであって「昨日まで知られていない」のにも関わらずはじめたからといってすぐに期待している効果がでるという魔法のステッキや地方紙の折り込み広告ではないのですよね。身をもって失敗してきたことが大いにあるので間違いないです。

     

     
     

    戦術論がお好き?

    でも事例とか洗練された戦術論はみんな大好き。ぼくも好物なのですけれど、戦術は到達すべき目的があってこそ初めて意味を成す思うのです。
     
    取り急ぎマネジメント層の方には信を失うようなことについてGoサインを出さないで頂ければと思います。儲けることは存続のための条件であって、目的ではないのですから。
     

    はじめからそうすればいいのに

     
    事前期待を結果が上回る事、満足を獲得することと、そこで得られたお客さまの声を企業活動に反映していくこと。対応を通じた満足・不満足の声は(ネット)クチコミとしてソーシャルメディア上を含めていろいろ広がっていく可能性があります。結局「信」を逆手に取った施策はブーメランとしてめぐり戻ってくるものです。
     
    だとすれば初めから真っ当なやり方でビジネスも進めていきたいものです。信頼関係を築くには、まず信頼される自分になることが必要ですから、組織としてそのような立ち居振る舞いを日常から心がけたいものですね。

    しかしなにが真っ当なのか、の定義が人によって異なるから面倒ですけど。それも企業文化に辿り着くわけですから、結局企業理念が重要になってきます。企業理念は創業者の思想からでてくるわけです。
     
    真っ当なことを実現するために、どうやるかを考えるのが経営だと思います。

    ぼくはこの手の話に理解していただけて、さらに実践されているような方々、これから実践していこうとチャレンジされている方々と、楽しくお仕事がしたいなと最近のアレコレを見ながら改めて強く感じるわけです。

     

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