WEB解析 Advent Calendar 2013」という企画に参加させていただきました。
 ■WEB解析 Advent Calendar(Facebook)
 ■WEB解析 Advent Calendar 2013 : ATND

北国のウェブ解析士マスター小杉 聖さんが主催されているイベントです。
 ■Facebook → https://www.facebook.com/mekemoke
 ■Twitter → https://twitter.com/mekemoke

ということで、ぼくの担当用のエントリーです。
ちょっと覗いてみたら前日が小川さんなのでプレッシャーです。
何を書こうかなぁーと考えましたが、最初は解析っぽく(柄にもなく)
大体のサイトでぼくが設定して関係者と共有しているマイレポートを共有します。
いろんなところでカスタムレポートやマイページのが公開されていますので、そのレポートをありがたく頂戴してちょっと変更したりして利用しています。

◆朝イチでチェックするレポート
◆全体を何となしに把握する場合
◆トラフィック関連情報の確認
◆ユーザの閲覧環境の確認

毎月のレポートを作成することは現在は殆どないのですが、サイトの動きは共有する必要があります。そこでマイレポートを共有して常に画面越しに会話が出来るようにしておくと効率的です。

普段から備えがないとチャンスでも打つことはできない

さて冒頭でいかにもウェブ解析っぽいことを書いてみたところで近況をからめて。
ぼくがウェブ解析士の勉強を始めたきっかけは、
いままで曖昧にしていたウェブ運営の予実管理管理を行うための
基本的な知識を整理したいという事でした。

ウェブ解析はアクセスログというデータをベースに
データを分析することで仮説を組み立て、実行検証を行っていくためのものです。
かといって巷間に言われているような、
GAの使い方だとかデータ分析手法だとか、
はたまた便利なレポート作成を教わるものではありません。
さらにいえば、データを元に訪問ユーザに関するペルソナを仮説し
(ここからが本番ですが)事業成果のロードマップを描くことが目標です。

ここでは机上の空論には意味がありませんし、
素敵な心地いい響きの言葉を言うだけならそれは
“何ちゃらマーケティングコンサルタント”
と同じでしかないですよね。

ということで最近の事からちょっと想起したことがあります。
以前から「インターネットで地方にビジネスチャンスがやってくる」とか言いますよね。
それに類したセミナーもよく開催されています。

でも一番大事なことは、ウェブを利用して収益を上げていこう(或いは問合せを得たい)
というのであれば、少なくとも組織は変化するものですし
担当者も決めなきゃいけない。
もしかすると事業構造を変えなきゃいけないし、人の配置も変わる
という事をもっとはっきり認識しておかないといけないんじゃないかという事です。
採用戦略も人材評価方法も変わっていく。
戦略を変えるというのは、本来そういう話です。
逆に言えばそこまで変わらないのであれば
それは戦略ではない
のです。

以上のようなことを、地方企業はもっと理解していかなければいけない。
自分たちの環境が人もウェブもビジネスモデルも
首都圏と比較していかに飛車角落ちになっているか
を認識して取り組み始めないと
事業の前進はおぼつかないものです。
 

考えていない企業と、安易に考えすぎている企業

ぼくがこうした話を伺う時は大体2パターンあって

  1. 社長が危機感を持っていて「とにかくやりたい」
  2. 従業員の誰かが「変えなきゃ」と思っている

のどっちかになるのですけど、
どちらのケースも正直あまりうまくいかないのですよね。
組織の意思の統一というか、
方向性のコンセンサスを取るのが
経営のタスクだと思うので
実はその部分にまずは取り組んだ方が
いいんじゃないかなと思います。(そこまで入ってくれと言われることもありますが…)

どこに向かおうとしているのか、が
明確で価値観が定まっていないと冒頭に書いたように、
ウェブ解析手法による課題を見つけても、
どういう仮説を立てていいのか、
或いはどの手法を選択するのかが決まらないのですよ。

だからもうすこし企業は

  • 本当にやりたいのは何なのか?
  • お金が貰えて儲かってればいいのか?
  • といった存在意義を考えたいですよね。
    そこがないままにウェブにチョロっとテキストを
    アップして日記みたいなブログを書いても集客なんてできっこありません。
    考えていない企業と、安易に考えすぎている企業
    が本当に多いです。
     

    それはSEOの問題じゃなくてビジネスの問題じゃないのか

    またここ1年くらいで感じることでいえば
    検索されることを前提として
    マーケティングに取り組むのはリスクが高すぎ

    この思いに対する回答は常に考えつづけていますけれど
    検索エンジンに依存した新規獲得ばかり考えて
    足元を失わないようにしたいですね。
    ほんとにSEOSEOSEOとか相談されること多いんですけど、
    SEOの問題なのかビジネスの問題なのか
    という話にいつもなるんです。
     
    いくら「点」を最適化しようと取り組んでも
    全体の最適化、質の向上に取り組まなければ
    継続的に顧客を獲得して
    顧客と繋がり続けることができる関係性を構築することはできません。

  • そもそもの顧客数が少ない
  • 顧客離反率が高いので、顧客維持ができていない
  •  
    それぞれ課題も原因も異なります。
    そして原因は一つではなく
    いくつもの原因が絡み合って結果を産み出しています。
      
    だから「買ってもらうこと」を
    ゴールにするんじゃなくて「繋がり続ける関係性」をどう実現するか
    という視座が大事
    で、その結果として
    「自社から購入を続けてもらえる関係」を作ることにより
    収益体制を持続可能にすること

    目指していきたいものですね。
    ここを外してウェブに起死回生を
    求めるのはちょっと違う(全然違うか)と思うのです。

    そうすると一般的な企業サイトとしては
    PVや訪問者数、或いは検索流入数に
    一喜一憂するより、
    リピート率や平均滞在時間数、
    訪問別PVといった指標が
    KPIになっていくんじゃないのかなあ。

    ウェブになった途端簡単だと思い込む

    経営者がウェブ解析に期待する役割は収益の改善
    ここでマーケティングの出番ですが、
    そもそも「マーケティングとは何か」という
    自分たちなりの定義も決めなきゃいけないですよね。
    組織内でそのタクトを振る人には、
    CMO的な役割が期待されますから
    広範囲な知識と、高低自在な視野と視座が必要になります。
     
    ましてやウェブ解析士に依頼してくる企業は
    だいたい人材不足でしょうから、
    ウェブ解析士にも広範囲な知識が求められそうだなぁと最近感じています。
    ビジネスへの造詣、コミュニケーション戦略、
    組織マネジメント、プロモーション..1つの点(KPI)はKGIに繋がり、
    その達成のためにKSFを整備するわけで
    戦略に結びつかない戦術に意味はない
    という事になります。
     
    「ブログのタイトルをどうしよう~」
    「○○○な10個の法則、とかにしてみようか」
    と悩む暇があれば、
    こうした点を組織で徹底的に話して
    価値観をすり合わせて日々のタスクに
    取り組む方がきっと結果はでます。
    一足とびの魔法はありません。
     
    ウェブ以前のビジネスで収益を
    あげる難しさを知り尽くしている方々が、
    ウェブになった途端に簡単に収益をあげられる
    となぜ考えてしまうのか
    本当に不思議です。 
     
    リアルは難しいよ~、やっぱりリアルだよ~、、、
    というのなら、対面じゃないテキストベースのウェブで
    意図を伝えるのはもっと大変です。

    ウェブ解析を行うときには、入りと出の数値を把握し、
    改善案を立案するために

  • 顧客にとっては何が必要で
  • いまの自分たちには何が提供できるのか?
  • というギャップを常に把握しながら、
    短中期計画を進めていくことがいいと思います。

    結局今年はずっと同じことを言い続けてきた気がします。

     
    こういうことを書き出すと
    どうしても現状批判と捉えられそうで
    文字もネガティブな印象になってしまいがちですね。
    書き上げたのを読み直して反省しています。
    (でもそのまま公開しちゃう)

    暦の上でも、現実もディセンバー。

    「あなたは今年、何をしましたか? – what have you done? -」

    来年は文章が上手くなりたいなぁ。

     

    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう

    最新情報をお届けします