昨日、2年ぶりに金沢市で開催された「自社サイトをコストでおわらせないため」に参加してきました。石川県ってウェブ解析系の勉強会がないねって話をしていたら、「じゃあ久しぶりにやりましょか」という話から開催が決定。
前回のレポートはこちらから: icon-external-link-square 勉強会:「ホームページをコストで終わらせないために」に参加してきました(2013/07/07)

ざっくり勉強会概要を紹介します。

[第13回自社サイトをコストでおわらせないため]
ウェブ解析士マスターの亀井耕ニさん(@KameiKoji)が中心となって、主に西日本エリアで開催している勉強会です。金沢では2年ぶり2回め。前回は第3回めの開催でした、
|ウェブ解析士 提案の実践法則-2015/06/20 第13回 自社サイトをコストで終わらせないため
 
今回の開催要項

  • 2015/06/21開催
  • 13:30〜17:00
  • 石川県金沢市(ITビジネスプラザ武蔵情報化研修室)
  •  
    it_musashi
     
    参加枠22名に対して、参加者が9名と少し寂しい状況でした。前回はISICOに掲載すると、結構いいペースで参加者が集まったり、石川県でもウェブ解析士講座が開催されたということもあったので悠長に構えていたのですが、当日までかなり焦る、焦る、焦る。集客というか、北陸地域に対する告知方法を何か考えないといけないなぁ、と思うとちょっとお腹痛いです。

    とはいいつつも勉強会は登壇者の方と参加者のやりとりがでるなど活気もあって、和気あいあいとした的な雰囲気でした。ウェブ解析は、アクセス解析と異なるので事例発表もバラエティなのが特長です。

    以下ざっくりですが振り返りを交えつつレポートを。
     

    「~神戸の市場で起こったこと~イベントを活かすFacebookページ」
    福田浩さん(上級ウェブ解析士/兵庫県神戸市)
    アートシステムコンサルティング
    fukuda_01
    市場(しじょう)と思っていたら、市場(いちば)でした。内容は神戸市場連合会がイベントを開催するにあたって、Facebookページを活用した事例。活用を開始するに至るまでの

  • 背景
  • 課題
  • 期待
  • 効果
  • 今後の課題
  • をシンプルに事例としてご紹介いただきました。自治体や任意団体のFacebookページはよく見かけるようになりましたが、運用がうまく行っているか、というとなかなかそうでもない。酷い時には数年前で更新が止まっている。(そういうブログの屍もよく見るよね)
     
    上手くいかない理由には、複数の課題があるんだけれど、このケースでもやはりそう。じゃあ「課題をどうやって解決していったのか」ということについて話がでまして、とても参考になりました。実際のリーチ数やアクションの日毎の数字もチラ見せしていただけたので、イメージを想起するヒントになった。
     
    ぼくはBtoBが殆どなんですが、イベント関係のサポートも行うので、次回から取り入れてみようと思う。

    続いては

    「~解析をコストで終わらせないために~正統派のサイト運用術」
    升方 芳美さん(上級ウェブ解析士/富山県富山市)
    ウェブ管理サービス ウェブの助
    masukata_01 
    ウェブコンサルや制作関係のコンサルティングを行いながら、実務も担当されているということで、実際のサイト運営に際して、ウェブ担当者が整理すべきポイント、ToDono作成とマネジメントといったいわゆる「使えるコツ」について説明いただきました。
     
    マトリクス表をつかって、課題とメリットあるいはタスクを見せると理解しやすいですよね。目でテキストを追いながら。視覚にも訴えるのでとても理解しやすかったです。
    「大概のボトルネックはタスクのプライオリティ付けで解決できる」「業務の時間配分を計画する」ってのは超同意。
     
    仕事がこんがらがる人の大多数は、仕事の整理と優先順位ができていないことが殆どで。参加者の方と会話しながらなので、勉強会が一気に活発に。旅行関係のお仕事もされているってことなので、ちょっとお城関係で何かあったらご相談したい。
     
    そして3人目は
    「最小投資で実現するECサイトの構築法」
    渡辺知周さん(上級ウェブ解析士/福井県福井市)
    有限会社セカンドゲート
    watanabe_01
     
    ”投資”という観点からサイト、主にEC構築と運営についての事例紹介。構築から運用までの各ステップで、お金をどのように使えばいいのか、その判断基準はなにか、どうしてそうなるのか。ということについて、実際にご自身が構築・運用されている実例をもとに、キャンペーン効果とその狙い、改善効果とその期待といった点を前後の数字を見せながらの解説。
     
    参考になったのは勿論なんだけど、渡辺さんに仕事を依頼すると「こういう仕事のススメ方をするんだろうな」というのが伝わってきた。
     

    緊急企画-『個人情報保護法』の行方

    いつもの「自社サイトをコストでおわらせないため」シリーズだと、ここからはディスカッションとして、リスティング広告のコピーを題材にしたワークショップが始まるのですが、今回は緊急企画。
     
    kamei_01

    「ウェブ解析士が知っておきたい『個人情報保護法』の行方」

    プライバシーマーク審査補もされている亀井さんによる緊急企画。マイナンバー制度が10月から開始されることには結構知られてきていると思うのですが、同時に個人情報保護改正も動いていています。第186回国会で審議されている件から、『個人情報保護法』の行方

    結構難しいんだけどウェブを取り扱うに際して、結構留意しておかなきゃいけない点がある。個人情報って何ですか?というそもそもの定義を結構曖昧にしている人も多い。最終的にはどういう法案になるかまだ見えてこないけれど

  • ICTの進歩
  • IoT
  • ビックデータ
  • ビックデータで扱うパーソナルデータ
  • 国外の動向
  • 規制強化の動き(海外)
  • 規制強化(海外との比較)
  • 国外とのギャップ
  • といった背景を踏まえた、かなりのボリュームを駆け足で。ウェブ解析的な面でいえば、行動追跡やそこからの人物像のプロファイリングを行ったりしますよね。そもそもこの非個人情報についてはデータを自動収集している。この辺はプライバシー侵害になる可能性もないとは言い切れない。
     
    個人は特定できないけれど、一人ひとりを特定できるデータの取り扱いをどうすればいいのか。また個人情報と非個人情報のなかのグレーゾーンの検討状況など聞いていて参考になることが多かった。業務フローとセキュリティポリシーの見直しは必須ですね。マイナンバー制度は人事部門が大きく関わってくるけれど、個人情報保護改正は全ての部門が関わってきます。
     
    この辺はプライバシー・バイ・デザイン

  • 個人情報流出で記憶にあたらしいのはやっぱりベネッセ
  • 個人情報の販売でもめたのはJR東日本のSuicaのデータ販売
  • ま、社内で言えば名刺データをどう管理するのかといったことや、プライバシーポリシーの明示ってのはかなり重要になってくるよね。人事部門とか情報システム部門とか、マーケティング、営業といた部門毎ではなくて組織全体のポリシーが大きく変化しそうですね。
     
    ちなみにセキュリティ関係の情報はセキュリティネクストに日々アップデートされているということなので、早速fedlyに登録を。EUと米国、日本での個人情報保護に関する考え方の違いや法整備の状況の違いとか聞いていると、いま急いで進めているのがよくわかった。

    すごいメモったんだけど、見ておいたほうがいいと言われた資料へのリンクも貼っておく。

     icon-external-link 個人情報保護改正の論点(20140129:新潟大学法学部教授 鈴木正朝)

    現役の議員の人とかよんで、いまの状況の勉強会できないかなぁとか考えてみた。ユーザとして気にもなるけど、事業者はかなり重要な法改正ですね。
    以前購入しておいた本も改めて通読しておこう。

    という感じで、実に濃厚な勉強会でした。実際に実務を担当されている人の話ってやっぱり面白いですね。各セッションの詳しい内容は、追ってamazonから本が出ると思うので、そちらを見たほうが多分正確。
     

      
    title
    ウェブ解析士の勉強会は有志が集まって…的な感じなので、自分の成果を発表するという意図もあるので、結構踏み込んだ所まで話がでてきます。まぁあとはツールの説明じゃないのがいいですよね。その辺は懇親会で聞けばいいし。
     
    17時に終了し、18時から懇親会。懇親会とかいわゆる交流会って超苦手で。壁際で置物みたいにしているか、誤魔化すためにテンション上げるかどっちかの選択しかないんだけれど、昨日はややテンション上げより。(お城好きとすっかり認知されていた:-攻城団-

    懇親会の時に、お隣に座った渡辺さんがウェブ解析士協会の中部支部の支部長になられるとかで、「年内に何かやりましょう」と盛り上がったので、多分何かやるはず。こういう場はあるといいなぁと思っていたので、実現できると嬉しい。 
     
    しかし「中部ってどの辺だろうね」って話していて「北陸三県と、岐阜・愛知じゃない?」と言っていたんだけど、いまウェブ解析士協会のサイトみてきたら

    中部 新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、岐阜県
     
    え?広すぎない?新潟、長野、山梨、静岡って中部地方なの?と思ったら、ここを更に北陸地方、内陸部の中央高地(東山地方)、太平洋に面する東海地方に分けるんですってね。で、その大きく分けられた地方を組み合わせて中部地方と総称すると・・・。
     
    馴染みないなあ。北信越とか甲信越っていい方は聞くけど。まぁ道州制の案をみても難しいそうな感じですよね。ま、その辺は気にしても仕方ない。

    あと個人的には勉強会に参加されていた斉藤さんが、前回ぼくが登壇して話していたことを覚えていて頂いていて、声をかけていただいたのが嬉しかった。
     
    20分のところを40分喋って超顰蹙だったんだけど、ちょっと救われた気になりました。最近この時話していたスライドに似通った事業をサポートしていたり、こっち派の考えの人達と交流が始まっているんで、この辺も(ウェブ解析とはレイヤーが異なるけれど)何か一緒できたりするといいなぁとかとか。

    金沢までローカル線で出向くのは、1時間半かかるんで小旅行っぽいんだけど、こうしてお出かけして人に出会うってのはいいね。異業種交流会とかだとちょっとギラギラ感が苦手だったりするんだけど、今回のようなある程度共通したテーマでの勉強会で、かつ自分が学んだことを発表しあうと、その発表というスライドを通してある程度、その人の価値観とか生き方がわかってくる(気にもなる)。
     
    スキルの濃淡や得意分野、強み弱みがかならずついてくるんだけど、大事なのは「何を大事にしているのか」って価値観で。そこが共通できて、尚且つ個性が異なる人が組み合わさると、いい感じの仲間というかパーティができるんだろうなぁと思った。
     
    ま、課題はその人に会うためにどれくらい出かけることができるか、という物理的なことと腰の重さだなぁ。

     

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