構想を事業計画書にするということは得手不得手のまえに、「どれだけドキュメント化をやってきた経験をもっているか」にも左右されていると思います。考えていることを文書、テキスト化することのメリットは、色んな所で言われているし、さまざまな書籍にもなっていますよね。
 
会社で言えば非財務情報を見える化する、ってことになりますよね。これについては去年もエントリーしました。
で、つい先日も似たようなことを聞く機会があったんですよね。ちなみに、ぼくは得意ってわけじゃないですよ。構想を事業計画書にすることができるのは、ぼくを象る特長のひとつかもしれないけれど、決して得意ではないです。むしろ面倒くさいなと思いつつ、過去やってきました。 

で、耳にしたのはこういう言葉。

構想をドキュメント化できる人が少ないんだよね

 
攻城団のほうで、ある取り組みについてドキュメント作成をおこなっていたのですが、そのミーティングの際にクライアントさんが漏らした言葉です。この言葉に対する受け止め方が二つぼくのなかであって。
 

Unsplash / Pixabay

ひとつは言葉どおりに「よくできるよねぇ」という感嘆としての受け止め。もう一つが「そういう人が少ないのはどうしてなんだろう」っていう嘆きですよね。
 
前者についてと後者については、ひとつなぎの理由があると思っています。それは「やったことがあるかないか」「やった回数はどのくらいなのか」ってこと。ぼくはこの手の資料をつくるために、各企業の決算説明資料や有価証券報告書をそれなりにみてきました。専門家じゃないから、「どういうことが記載されているのか」「どこでグラフ化するのか」といったことのチェックですね。
 
それを四半期ごとにおこなって、真似しながら書き起こしていくとたぶん1年位でできるようになりますよ。インデックスも真似ていけばいいんだもの。ぼくは株主さんにアニュアルレポート的な資料を提出するときや、金融機関に辞儀業計画書を提出するときは、こうした「真似る」を繰り返し繰り返しやってきたから、それとなくできるようになっているだけなんです。

「よくできるよねぇ」ってことに対しては、”ありがとうございます”と素直に受け止めつつも、経営企画やIR職の人にはとても及ばないし、ディテールではすごいミスもやる。だから完成度や精度が限りなく100点に近いかといえば、それはもうクオリティからして比較にならない。でも常に85点くらいを維持できるようには考えているかな。それ以上を求めるなら、より専門の人やデザインをかけたほうが良いと思う。
 
「そういう人が少ないのはどうしてなんだろう」ってのは、きっと経験を積むための場が少ないからなんでしょうね。だから半期に1回会社説明会を社員や金融機関向けにおこなうのがいいんですよ。みんな頭のなかにあることを、うまく話そう話そうとはするんだけど、ドキュメントでどう伝えるかってことをやろうとしないだけ。
 
ぼくも文章書くのは苦手です。毎回ダメだしされるし、されると超へこむ。でもね、できたほうがいいからずっとやっているんですよ。作れる作れないによって、経営者をとりまく周囲の対応はものすごく変化してくるから。

 

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