ぼくははまだベンチャーと呼ばれる言葉が浸透していないころ[追記:青年実業家とか新興企業の時代ですね]ある企業に縁あって所属することになり、事業立ち上げばかりに参加しました。そしてその会社が2000年に株式公開を果たす場に運よく立ち会うことができました。

その後、お世話になった会社を離れ、やっぱり同じように会社創業に2回ばかり参画することができました。1回目は創業メンバーとして。2回目は取締役として。そして仲間たちと起業し共同代表になりました。これが3回目の創業参画。俗にいう立ち上げ屋さんであり起業家といわれる類にいつの間にかなっていました。こんな立ち上げばかりの経験をするとそれはそれで得るものもなかなか多いものですが、どうしたことか最近は

「視点は高くなるけど、視野は狭くなった」という感想を自虐的に持っています。よくいえば首都圏と地方の生活リズムや視点の違いに気づいたということでしょうか。でも日本は殆どが地方な訳ですから、やっぱり自分は偏っていたのだなと思います。

世間はやはり広い

東京でずっと仕事をしてきて石川県に帰省しいろんな人と話して思ったのは「地域貢献とか地元活性化のためにはどうすればいいか」ということを驚くくらい真剣に考えている人が多いことです。もちろん「もう無理だ」「やっても意味がない」という考えの人もいます。でも往々にして考え方や価値観のしっかりしている方が、中小企業の経営者や地方銀行の職員には多くいるのだなということでした。

ベンチャー界隈はせまい

ベンチャー企業という特殊な世界の人々との交流が人生のほとんどで「仕事というのはだいたいこんなものだ」「自分はこれだけやってきたから、これくらいできる力がある」「大企業だって元々ベンチャーだ」「自分たちは今に世界を変えていくんだ」と考えがえていました。

風を切る、まではいかないかもしれないけれど、ベンチャー企業で働いている人たちは自分も含めて概ね自信家だし、自尊心が強いです。そして根拠のない自信を持っています。(根拠があれば自信を持つのは当たり前ですよね)アクの強い経営者もたくさんいて、お金のことと名誉心しか頭にない経営者も多く見てきました。その清濁併せてベンチャー界隈だしビジネス界隈だと思います。

しかし今まで自分が人生の大半を過ごしてきた”ベンチャー界隈”という世界はいかに狭くいかに特殊であったか。と最近思うようになりました。これはどっちがいい悪いといった比較ではないと思います。ただ言えることは自信は過信につながりその結果慢心になっていたのだと今では思っています。

skeeze / Pixabay

日本が世界の一部であるように

今は単に知らなかった世界を知り始めたのかもしれません。日常生活が確実に変わりだして価値観も変わりつつあるのだろうと思います。ベンチャー界隈で学んだこと、経験してきたことをどう活かして更にジャンプアップしていけるのかを今後のテーマにしたいと思います。

そして地方企業はまだまだインターネットとは疎遠な環境にいる。でもリアルの世界にゴロゴロいる素晴らしい人たちや素晴らしい会社をもっといろんな所に紹介したり、多くの人々に好影響を及ぼすことができるようなお手伝いをしてみたいと考えています。日本が世界の一部であるように、地方は日本の一部であり東京が経済のすべてを担っているわけじゃないですからね。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします