そこにポリシーはあるのかい?

継続は力なりっていうけど、力があるから継続できるんだよねって話ですよね。
ウェブ解析士資格取得のときにブログをすごい参考にさせてもらって以来、
現在にいたるまでの変化っぷりが素敵なコスギさんを応援したいという考えだけで、
今年も(去年はここ)「WEB解析 Advent Calendar 2014」という企画に参加します!
えーっとウェブ解析的な、いってしまえばテック的な話はないので
その界隈を期待されてサイトを覗かれた方には最初にお詫び申し上げます。
(直帰率跳ね上がるんだろうなぁ)
 

楊震の四知

今月に入ってから宮城谷昌光さんの三国志を読み始めています。
第1巻がいいんですよ、冒頭。「楊震の四知」から始まります。

密曰、暮夜無知者、震曰、天知、地知、我知、子知、何謂無知者、密愧而出、
密曰く、「暮夜なれば知る者無し」と。
震曰く、「天知る、地知る、我知る、子知る。何をか知る者無しと謂わんや」。
密、愧じて出づ。
(資治通鑑 漢紀)

すっかり暮れた夜陰に紛れて「知る人もいないでしょう(ふふふ)」
と、賄賂を差し出す王密に対して
「誰もしらないってことないだろう」「天と地と、我と子(なんじ)が知っている」
と楊震が言うわけですね

「誰も知らないということはないだろう」
※ちなみに王蜜さんはかつて楊震の引き立てで役人になった人だそうです。 
 
この「楊震の四知」にまつわる話はこちらのブログにとてもわかりやすく説明されています。
暮夜の無知、楊震の四知 

四知とは姿勢

四知を考えるときにぼくは「恥を知る」ということと連動して何かと想像します。

一般的には
「誰も知るまいと思っていても、隠し事というものはいつか必ず露見するものである」
という意味で用いられるが、その真意には
「人が見ている見ていないで己の言行を安易に変えてはいけない。
常に自分が善しと思ったことのみを為すべきだ」
という意志が含まれる。
即ち、「露見する可能性があるからやめる」
というような消極的な言葉ではない。
ことわざ図書館 >し >四知

これを現代に置き換えるなら、あざとさ。分からなければ何をやってもよいという考えに汲みすることはできないということ。スタンスであり、生き様で、姿勢につながるものです。

引っかけたり、自分たちさえよければという自己本位とは対極に位置するわけです。
「気づかれなければいいだろう」じゃなくてそこにポリシーはあるのかい?って話ですよ。その内側には「それがモラルさ」がありますね。
 

メディアリテラシーの大切さ

マーケティングというと一般的には調査リサーチのことが浮かんだりネットに詳しい人だったら、ちょっとしたあざとい手法のことやいかに消費者に気づかれることなく‥という話に思い当たりませんか。サービスの細部に企業の姿勢、価値観ってのは現れます。退会がとてつもなく煩雑だとか。そもそも退会の方法が見つからない。オプトアウトができないメルマガ、煽りコピーによるコンテンツ…気づかないうちに色んな所でいろんなことが仕込まれているわけです。だから自分の頭で考えてきちんと判断する習慣が大切で。考えるための材料として情報を取捨選択できるスキルがメディアリテラシーなのではないでしょうか。
 

姿勢の重要性

そして重要なのは変わらない自分をもつこと。変わらない自分を持てたこと。それを周囲に受け入れてもらえるだけの実績を積み重ねることじゃないかと思うんです。そこに誇りをもてるはず。そのためには人が見ていようがいまいがきちんと自分というものをもって姿勢を正して物事を進めなきゃいけないんです。

キャリアとは
((経験)+(知識)+(スキル))×姿勢
このなかで一番大切なのは姿勢です。身体が曲がれば影も曲がるように、こころが曲がれば身体も曲がるんです。性善説で物事が解決しないのはいままでの歴史をみても明らかです。とはいえ細部に神が宿るってのは細部にいたるまでの配慮に心がけ、姿勢が現れるんだと思っています。
 

企業文化をつくること

そして消費者間のクチコミの大半は事業者の見えないところで行われています。
#それを知りたいからソーシャルメディアを利用するわけですしね。  

対面での会話、電話やメールなど1:1の連絡やりとりで感じたことが全てじゃありません。その他みえないところで何かが起きています。起きていることをコントロールすることはできませんが自分たちのありようをコントロールすることはできるはずです。それが社風だったり、企業文化をつくるってことです。

話がずれそうなんですがぼくはなんの商売でもFSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)の考えが絶対に必要だと思っています。でもねー目につくのは新規顧客獲得ばかりなんですよ。「日頃のご愛顧にこたえて」なんて近所のスーパーの安売り広告くらいしか見ない。

この辺を事業会社はもうすこし重視した方がいいしウェブ解析的な発想でいえば

  • PV数
  • セッション数
  • を気にするよりも

  • ユーザ数
  • リピートユーザー数
  • リピート回数
  • といったことをきちんと把握してそのことに関する会話がもっと社内で話されるようになったほうがいいんじゃないのかなぁと思います。それも姿勢ってことだし、その会話の積み重ねが企業文化ってこと。それは経営者が意図しないと作り上げられないよね。
     

    ウェブ解析的な思考とは

    売上は

    (顧客数)×販売【商品】単価

    で算出されるのだし、さらにいえば

    (新規顧客数×顧客単価)+(リピート顧客数×顧客単価)
    なんだから、もっと顧客維持を考えないと。満足していたって離れていくのが常なんだしこまめなフォローが必要なのは恋愛と一緒ですよ。(これ1社目ですごい言われた)

    新規顧客獲得ももちろん大切だけどその2つを平行して満たすための組織づくりが経営です。仕組みづくりがマーケティングです。

    ま、昨日エントリーしたウェブ解析協会の
    江尻さんのエントリーじゃないですけど

    大事なのはなにかひとつの事実をきっかけに、異論反論オブジェクション的に(古っ)関連する情報をあつめたり事実の背景、コンテクストを知ること。他の人がもつ別の視点を知ることでそこから自分なりの解釈をしてきちんと消化していくことだよなぁと。インプットしたアウトプットすることで消化されるってよく言いますよね。

    この複眼思考ってウェブ解析でいうところの仮説立てに役立つんですよ。「これしかない!」ってのはありませんから。

     
     
    あーここでやっとウェブ解析の話。前置きが長かった・・・。

    で、大事なのは習慣です。
    複眼思考で物事を捉えるのにじつはウェブ解析的な勉強が役に立ったなぁと、解析士の資格をとって1年半経過したいま、ふと思うんですよね。大事なのは仮説をたてて高速で回すこと。高速じゃなくてもいいですけど仮説がどのくらいでるか仮説はどの視点の角度からでてくるかってのはビジネスを含めて重要だしね(ありすぎても困るけど、現実的にはそうそうない)

    ま、ウェブだけが顧客とのタッチポイントじゃないから、いくつのチャンネルをつくっていけるか。作られたチャネルをコントロールできるのか(しないのか)。実現するための組織と人員編成を整えるのが経営の仕事だとすれば価値観、ポリシーやモラルってのが大切だしブレない軸をもった柔軟性が必要だよねってことを思うわけです。

    概念やセグメント、機能よりも価値観に共感してもらうことが、いまのマーケティングだという主張がありますがだとすれば「あなたの価値観はなんですか」って話だと思うんですよね。そこから始めなきゃ何も始まりません。

    で、決してツールの使い方資格ではないウェブ解析の勉強を通して幅広く俯瞰することと全体最適化を学びましょうよってことでいいですか?
    #テクニカル的なことはちょっとご無沙汰なので知識のアップデートを年末にかけてやろうかなぁとか考えています。

     

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