取り組むべき優先順位をつける:PDCAの前に

ここまでデータが出揃い、
仮説設定あるいは
「やらなければいけないこと」
「やった方がいいと思われること」
が出揃ってきました。

ExcelやPowerPointとの睨み合いっこも
そろそろ終盤に差し掛かります。
ここでは

4.取り組むべき優先順位
の設定に入っていきます。

順位付けを行うためにデータ、会社の状況、ご依頼の背景を伺ってきたようなものです。
(ちなみに仮説の箇条書き出しは永遠に続きます。ずっとβ版です。
このタスクを誰が担当し、毎月なのか毎週なのかはわかりませんが
定期的にデータを収集し、分析し情報化し課題を見出し仮説を立てていく必要があります)

何を拠り所として優先順位をつけるのか

優先順位付けの方法は以下で行うことが主に多くありました。

    ・今月のキャッシュインに結びつくもの
    ・来月のキャッシュインに結びつくもの
    ・3か月後のキャッシュインに結びつくもの
    ・今月の売上(受注)に結びつくもの
    ・来月の売上(受注)に結びつくもの
    ・3か月後の売上(受注)に結びつくもの
    ・四半期中の受注に結びつくもの
    ・半期中の売上(受注)に結びつくもの
    ・今会計年度の売上(受注)に結びつくもの
    ・見込顧客を獲得するために必要なもの
    ・見込顧客を獲得するために必要であり、尚且つ投資が抑えられるもの
    ・顧客にとって有益であり、自社にとっても有益なもの
    ・顧客にとって有益だが、自社にとって競争力低下を招くかもしれないもの
    ・中長期計画にとって必要不可欠なもの

また上記項目を更に分類します。

    1.まったく新規で構築しなければいけないもの
    2.既存のリソースを改善することで対応できるもの

更に掛かるであろう費用の見積もり概算も書き出します。

資料が完成に近づいてくる

ここまでくると箇条書きにしたリストに
項目、影響を及ぼす分野、誰が持っているのか
解決策、数字になる時期、投資見積金額、改善or新規構築、キャッシュ寄与の時期

といった項目が付記されたシートが出来上がってきます。

ここまでの作業はモニタリングの仕組みづくりにもなる

ここまで進めてきたタスクは要するにモニタリングのための作業にもなります。
改善の機会を見つけるために、
社内に散らばっているデータを集約して分析し情報化することで

    ・散文しているデータを集約する仕組みはどうすれば作れるのか
    ・有効活用化されていない情報はどのような内容でアウトプットできる可能性があるのか
    ・そのアウトプットはどういう形式でコンテンツ化されるのか
    ・どこから手を付けるべきかの優先順位付けは経済性から判断付けを行っていく

ということになります。
データを情報化し情報化するための提案という事もありますが
依頼されていることは「新規事業開発」であり「収益体制の再構築」であり
「倒れそうな企業の売上に結びつくもの探し」ですから
ここからグイッと踏み込んでいく必要があります。

参考:中小企業がマーケティングを成功させる大前提

経済優先と顧客優先をどう結び付けるか

優先順位付けはキャッシュ化の速さなどを軸としてつけています。
こうした経済性と顧客利便性の折り合いをどうつけるかは、この後のミーティングで決定します。

顧客とどう相対するのかは企業の生命線であり、思想だと思います。

顧客にとって重要なことは企業にとっても重要であり、その多くは相反するものではないと考えますが
だからこそ最終的な判断は組織を構成する人たち自身で行うことがベターだと考えています。
参考:プロセスには組織の価値観が出る

ということで材料出しとそこから想起される仮説、項目を整理するのが
まずはここまでの役割になっています。
勿論個人的に

”こういう方向性で行った方がいい”
”この志向で提供したほうがいい”

という考えは浮かびますが、第三者から言われて取り組むより
自己選択を行った方が納得感や取り組む姿勢が変わってきます。
とにかくモニタリングの仕組みができれば、仮説をもとに目標を定めることができます。
目標は短期的・中期的・長期的で定めていくのがオーソドックスな手法ではないでしょうか。
いよいよ後は誰がやるのか、といった組織的な仮説設定に入っていきます。

ということで次回は
5.実現するための組織体制と仕組みの可視化
について書いてみたいと思います。

余談(という割には長い)

ところでインバウンドマーケティング、コンテンツマーケティングにおいて
コンテンツを作成する(この場合形式としては主にブログコンテンツになると思うのですが)
この文章を誰が制作するのか、どう作成するのかという課題に突き当たるようです。
参照:誰がブログコンテンツを担当するのか

そこで出てくるのが、コンテンツを大量制作する方法
担当者複数名で一斉に書き始めたり、異なる部署で毎日書くと
1名×5部門で5ページ×5営業日=25ページ。
25ページ×20営業日=500ページ。
量があればいいというものではないでし、またこの大量生産業務を受託しようとする動きもあるようです。
そんな話を聞いて思い出したのはリンクファーム構築。
以前はリンクファーム構築はSEOベンダーが手作業で構築を行っていました。
またサテライトサイトを構築し外部リンクからメインサイトへ誘導をしていく
というSEO手法もあります。このいずれも文章ライティングはベンダーサイドが行うのですよね。
手法の是非はさておき。
(10年以上前に行われていた手法だと思うのですが、この辺が外部リンク販売に繋がったのかなぁと感じております)

ところで本題に戻るとインバウンドマーケティングもコンテンツマーケティングも
基本思想は性善説で行われている
と個人的には解釈しています。
Googleの思想も性善説が基になっていると感じています。
そして(企画・クリエイティブは別として)情報の保有者がアウトプットを行うという前提になっていると思うのです。
となると第三者がコンテンツ生成を受託し、そこから更に外部ライターに発注し、
文章を書いてもらうというのは
質の担保が出来なくなる可能性がでてくるのではないのかと思います。

まぁ個人的に思っているだけでだからといって何の影響もないのですけれど。
そうやって外部リンクをせっせと毎日作り「内部構造を触らないSEOです、順位が上がります」と
納品されている会社の話も耳にすることがあります。
結果としてセッション数が増加し問い合わせが増加するのなら
それはそれで発注者と受託者は可とするのでしょうが
なんというか

「病名を検索したときに、表示されるのがアフィリエイトブログだらけ」

という現象に近い事態だけはなんとか避けてもらいたいなと思う時があります。
避けていくための要因を作り出すのがGoogleなのかBingなのか、
はたまた情報の送り手の意識の変化なのかは別の機会に。
ただ毎日業務に携わっていればネタがない、という事態は起きないと思うのですがね。
その実務自体が組織がもつ知を集める=集合知になるわけだし
集合知を情報化して生産していく活動はコンテンツ制作そのものになると思うのだけれどなぁ。
参考:SEO対策の今昔:コンテンツ重視は変わっていない
参考:変わらない法則:SEOにみる王道の強さ


 

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