組織は社長の器以上に大きくならない

組織は社長の器以上に大きくならないという事はどういうことなのか、をさいきん考える機会がありました。”経営者の仕事”とはベストパフォーマンスを産み出すことのできる環境を社内外共に作り出していくことです。環境が変われば人は変わります。だから経営者のしごとは環境を創りあげていくことなのではないか、というのがぼくの考えです。

まず企業が継続的に成長をとげていくには概ね3つのポイントがあると思います。

  • 経営戦略
  • 事業戦略
  • 組織戦略(採用・教育・人事評価・配属・情報システム)

この3つを定点観測していていくと成功・失敗理由がどこに起因しているのかがわかりますです。ぼくが今まで見聞してきた範囲で言うと、なにか上手くいっていない会社の殆どは組織戦略に問題がありました。それは役員間のコミュニケーションの擦れ違いだったり組織の意思決定プロセスだったりといった些細なことです。が、この些細なことの積み重ねが大きな問題を招いていることが殆どでした。

組織は人を基とする

組織を伸ばしていくには採用と社員教育の制度改革が常に必要です。そして適切な人事評価制度とフィードバックシステムが重要です。採用に関してはハローワークに求人を出したからよい、」という姿勢ではいい採用を行うことは絶対に無理です。採用が上手な組織に共通しているのは

  1. きちんと課題を整理して第三者に伝える仕組みができている
  2. 成長のエンジンは人であることを理解している

この2点を共通コンセンサスとして組織が理解し、理想を具体化するための戦術を常に計画し、実行・改善に取り組んでいることが必要です。そして採用が上手な会社は、社員の退職において問題が起きることは多くない傾向があるように思います。

StartupStockPhotos / Pixabay

事業構造の在り方

更に成長に欠かせないのは新規事業の創出と拠点展開。これは事業戦略と組織戦略に密接に連動してくる事項です。規模に関わらず組織戦略がない会社はよくて現状維持、通常ならジリ貧で業績がダウンしていきます。拠点展開は雇用をその地域地域で産み出していくためにも必要ですし、インターネットが発達したからといってもまだまだBtoB市場では対面によるセールスやサポートが欠かせません。

経営者の仕事

経営者は最高のセールスであり、マーケターである必要がある

経営者の実務は内政業務が6~7割を占めていると思います。社内におらずしょっちゅう飛び回っていることも大切ですがこれでは文字通り忙殺されます。例えるならば総大将が最前線には出向くような陣形はありえません。本陣で情報を整理し、提案される策を取捨選択し判断を下すのが総大将の役割です。そこには政治的な動きというものも必要になってきます。

それが組織は社長の器以上に大きくならないという事なのではないかと近頃改めて考えています。

(追記:20130624)
コミュニケーションだとか採用だとか色んな用語がありますが、それぞれの定義を明確にして、同音同意義にすることはとても大事です。同じ言葉を使っていても、意義が異なるとまったく行動が変わってきます。そうした小さなことを積み重ねていくことが企業文化作りに役立つ側面もあります。

 

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