分かり合えないことのほうが多い、という当たり前に立ってみる

イノベーション、イノベーションと連呼するということは、組織内でイノベーションが起きていないってこと。あと大企業だからイノベーションできないってのもちょっと違う。iPodをリリースしたときのAppleは瀕死状態だったとはいえ、立派な大企業だった。アマゾンだってもはや大企業だけど、イノベーションの連続を起こしている。

どうしてイノベーションが起こせないのか、はひとえにマネジメント層に課題があるってことに帰結するんじゃないのかな。何でもかんでも柔軟に取り入れる必要もないし、そもそも変えるべきこと、変えざるべきことを見極めるのがマネジメントの仕事のはず。なので、ここの判断がエモーショナルになると、傍からみていて合理性のある判断をしているようにはみえなくなる。

Alexas_Fotos / Pixabay

これを

勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、
敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む
――あらかじめ勝利する態勢をととのえてから戦う者が勝利を収め、戦いを始めてから慌てて勝機をつかもうとする者は敗北に追いやられる――

と孫子にあるそうです。
 
   

事前準備が重要とか、用意周到さが必要で、戦いをはじめてから勝機を掴もうとするのは遅いって話ですよね。以前書いたけど「考える前に行動する」が、いかに稚拙な行動作戦なのかという指摘になるのかな。

 

これは正確に言うと「行動しながら、考える時間ももって、試行錯誤を高速で繰り返し」を意図するのだろうと思うんだけど、さりとて無駄うちは時間の無駄づかいでしかないので、避けたいものですね。
 
事前準備が重要ってのは、戦略が全体を決定するにも近くいですよね。 戦略のミスは戦術でカバーできないという大前提にたつのだとしたら、ここを決めること。関係者との合意形成をおこなうことをやらないといけませんね。この時点で認識のずれがあったりすると収集がつかなくなる。
 
そのうえで「時間」と向き合いながら、どの組織にもある「制約」を前提に「戦術」と「作戦」を決めたうえで、ぶれない行動が重要になるのかな。とはいえ決定していくプロセスで行き違い―― 一言でいうとミスコミュニケーション ―― が立て続けに起きることも現実。意思決定の思考プロセスの違いや、使っている言葉の違い(同音異義)、発した言葉の受け止め方、解釈の違いなどなど。
 
じつにさまざまな思惑が動くから、結果としてめんどうな話になるよねぇ。目指している点が同じだとしてもめんどうに。個人的にはこうした駆け引き的なことに苦労することが、いちばんストレス負荷がたかい。
 
それを回避するためには、じぜんに共有できる資料をつくるとか、議事メモをとって控えにするとかの方法があるのかな。実際に決をとった際の日時と押印をメモに残してある人をみたことあるんだけど、あぁいうのすごいなぁと思う反面、そうせざるを得ない環境ってのも事前調整が大変だなぁ。

まぁ人とは分かり合えるという前提をなくして、分かり合えないことのほうが多いって当たり前に立てば、「ん!もう!」と思うこともなくなるだろうから、こういう調整事項をストレスに感じることもなくなるのかもしれないけどね。

 

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