自分のスタイルを知っておく

ぼくは結構粗く仕事をする。ツメが甘いともいうし、大雑把とも言う。先日日本橋で先輩経営者と話をしていたときに「○○さんは、最後のツメが甘いからねぇ」といった言葉をきいて、内心「ドキ」っとしたことを、ここに書いていこう。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

彼を知ることより、己を知ることのほうがずっと難しいことはきっと多くの人が気づいていると思う。自分のスタイルを知っておくことは、あんがい重要だ。ときによって隠したり、開きなおったり。あるいは「強みの裏は弱みだからな」といい放つこともできるからだ。

ぼく自身でいうなら、曲りなりにも局地的に重宝されてきたなぁと思うことができる理由は、スタート期に必要な『とりあえず色々できる便利なヤツ』という面があって、ものごとを前に進めることができるからだろうと思う。

ただ粗いから手戻りすることがおおい。もうちょっと、と5分思考すればこの手戻りはなかったのになぁ、と思わせることも多い。いいパスを出すくせに、なぜか空振りもするやつみたい感じ?なのかな。Excelでは計算式の参照元を間違うことがある。四捨五入切り捨てなんて、はじめからROUNDDOWN関数を入れておけばいいのに忘れて「これ計算違いますよ」と窓口で言われたりする。当然ながらファイリングも大の苦手だ。なにかをきちんと分類して、ファイルケースにしまうことがどうにもできない。(よくシステム部門にいたものだ)

 

Pexels / Pixabay

そういえば心当たりがある。小学校や中学校になるとテストの時間があった。テストを書き終えるのはすごく速いのに、ケアレスミスがやたらと多かった。漢字で棒がいっぽん足りない。検算すりゃあいいのにやらないから、変なところで引き算を間違えている。文章問題にいたっては思い込みで回答していたりする。

早く終わった分時間があるから、見直しすればいいのにだいたいそういう時は睡眠だ。中学の時は居眠りしすぎて怒られたことがある。「そんなに眠いなら、顔洗ってこい!」とチョークが飛んできた。「そうか、顔あらえばスッキリするかな」と思って、廊下にでて顔を洗おうとしたら「本当に行くやつがあるか!」と怒鳴られたことがある。たしか中3の春先だ。あ、この話はちょっとずれてきたな。そうそう仕事が粗いという件。

WokinghamLibraries / Pixabay

なので丁寧な仕事ぶりの人とやり取りするととても助かる。それに経済用語をあまり知らないので、ぼくの雑文をしっかりとした文書に変換してもらえると「すごいなぁ」といつも感嘆する。きっと最初の会社で「まずはスピード」「次に修正していけばいい」と叩き込まれたのも、ぼくがこういうスタイルになった要因のひとつじゃなかろうか。とにかく「速く」進まないとイライラすることあるし。

今回もぼくが粗くつくっておいた資料がパーフェクトになっていて超驚いた。驚いたと同時に凹凸加減がちょうどいいのかもなぁと、勝手に思い込むことにした。ぼくの凹感覚は、こうした繰り返しのなかで、相手の文書をなんども読むことで、あらたなエッセンスとして地肉になるであろう(と自分に期待している)

そしてぼくが知っていることがもう一つある。ぼくのような仕事スタイルの人材は、せいぜい100人規模の組織でしか生きていくことができない。まぁ100人くらいの組織に入社することは今後想像もつかないし、予定もない。100人くらいの組織を創ることがあったとしたら、その時点でぼくが事務を担当したり、Excelを使いまくることもそうそうないだろう。いつまでも社長が売上ナンバーワンです、って会社がちょっとイケてないのとおなじように、ぼくがExcelを使い続けている100人組織はたぶんイケてない。

 

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