温故知新

歴史小説が好きです。三国志とか凄い読みます。

三国志演義や吉川三国志、漫画三国志じゃ物足りない!本当のところどうなの?という探究心ある人におススメです。

 

戦国ものや幕末ものもよく読みます。

詰まる所知識より胆力だという思想をベースに大局観と勇気をもとに決断することを進めています。回顧と偉人の人物評、明治初期、伊藤内閣、日清戦争についての論評が中心。組織を率いるような人は一度読むのをお勧め

 
 
 
これも。

信長公記をベースに仙石権兵衛という武将の視線で戦国時代を描いています。世界観も統一性があって面白く読めます。通説に対する著者の解釈も独自の視線を提起しているので歴史好きの人も楽しめると思う。

 

時代物と言われる分野も最近は好んで読んでいます。歴史観については人それぞれ思うところがありますが、小説から歴史に入り、学研の群像シリーズとかを読み漁り気になった人物の足跡を調べて、歴史と事実のギャップを知って

「えぇ~話が違う!」となるプロセスは非常に楽しいですよね。
 
歴史小説の何が楽しいの?
 
と聞かれることもあるのですが、ぼくは登場人物の思考をなぞるのが楽しいのです。特に国取り関係は東西を問わず非常に勉強になります。

そこには戦略と戦術の攻防があり決断に至るまでの苦悩が描かれるからです。そのコンテクストをなぞっていくのは面白いんですよね。

講演内容を元にしているので、文章が口語調になっていて読みやすい。薩長史観ではなく、尊王攘夷がいつしか開国になっていく流れを、もしかしてありえたかもしれない流れを潰したのは誰か、という反薩長史観で描く。

戦略とは「あるべき姿」。戦術とは「戦略を達成するための手法・目標」

戦術は戦略に従い、アドルフ・チャンドラー曰く
「組織は戦略に従う」となるのです。
しかし組織が動かない、硬直して変化についていけないのは古今東西を問わず同じ。戦略は変化したけれど人の意識が追い付かないのは今も昔も変わらないのだなと思います。
 
特に最近は人の処理力を超えているんじゃないか、くらいに情報量が多くて。また「いつでもどこでも」情報を受信発信できるようになったおかげで「24時間戦えますか」が実現されてしまっています。でも人の意識はきっとそんなに進歩していないですよね。

  • 携帯電話にすぐでれない
  • メールの返信が遅い
  • からと言って怒る人がいますが何とか勘弁してほしいものです。電話って物凄い人の邪魔をするツールですよ。

    戦略と戦術の違い

    本来は戦略については議論があってしかるべきですが、戦術については議論が不要で戦略にしたがってドンドン戦術を出してメリットデメリットを図り、優先順位をつけ実行するとなるはずです。戦術は手法なわけですから戦略が正しければ物事は成就するはずなんです。そして戦略を決定するのは組織でいえば上位層ですから、決定された戦略に沿って組織は変化していくんです。
     
    言葉で書くと至極単純なのですがそうはいきませんよね。「●×△&#~べき論」では何事も前には進みません…正論だけじゃ人は動かないってのは誰しもが経験がある事だと思います。島耕作も似たような経験をしています。諸葛孔明も嘆いていました。押し通した(と思われている)のは織田信長くらいでしょうか。

    メリットデメリットは人によって考え方が変わる。
    誰が実行主体なのか面子に関わってくる。
    やる前から、成功するか失敗するか議論白熱してしまう。

    だからこそ戦略/戦術論と組織運営論は相反するのだろうなと思います。ここをどうやって突破していくのか遊泳していくのか、というのを歴史書を読んでいると非常に面白く勉強になるのです。小説ですから必ずうまく行きますしスーパーマンみたいな人物像ができあがってきてしまって、首を傾げることもありますがそれはそれ。(司馬さんの小説は英雄者が多いですよねぇ)
     
    群雄割拠時代の駆け引きについては非常に面白いです。それに勝利者は必ず自分の正統性を主張して敗北者を抹消し正当性を消しちゃいますよね。この敗者側からみた歴史というのも面白く(当事者はたまったものじゃないけど)、歴史は複眼で見なければ理解できないというのも奥深いものだと思います。歴史は勝者によって作られるものですから。
     

    歴史に学べるのが現在のメリット

    歴史を元に人物学を学んでいくと自らの血肉となり、非常にためになると思います。 

    著者 : 伊藤肇
    プレジデント社
    発売日 : 1998-10
    十八史略の登場人物を財界人との対比も交えながら描く。日産コンツェルン創業者の鮎川義介が「十八史略を読め」といった事から読み、そこから年月を経て書いた本だとか。全然堅苦しくなく古今東西エピソード満載です

    伊藤肇氏の本でもう30年くらい前の発刊ですが非常に良かったです。その他読んで面白いのは「貞観政要」に学ぶ類の本です。

    貞観政要は喧嘩っ早い武将出身の皇帝が名君になるために、部下の意見を謙虚に聞き入れていく話です。古典を注釈した本は少し説教臭くなり、この本も同じです。でも読むと気分が謙虚になり、身が引き締まる時も。

     

    貞観政要に関する本はいっぱい出ています。テクニカル論ではないのですが、これからマネジメント層を目指される方には是非お勧めしたい分野の本です。

    ところで昔プレジデントという雑誌は歴史上の人物を取り上げて学ぶ本だったように記憶しているのだけど、また企画が復活しないですかねぇ。いつからあんな自己啓発本っぽくなったんだろう。
     
    日々は滔々として流れいろんな人がいます。個人にとっても様々な人と知り合い関係を構築していきます。流れる日々は積み重なって歴史となり構造的原因が改善されることはなく。本質的には歴史は繰り返されているような気になることも時々あります。歴史書には数千人の人が出てきます。その数千人の思惑を座して学ぶことができるというのは組織運営にとっても非常に有益だと思います。だからこそ賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ。古きを訪ねて新しきを知る。などの言葉が産まれてきたのだと思います。
    学んで活かせているか?といえば活かせていないところが日々修行を痛感させられます。

     

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