首都圏が積雪で大変な中、北国と位置付けられている
石川県七尾市は時折雪がチラつくものの積雪は全くない日が続いています。
太平洋側に戻った気分が続いていますが今夜から
1週間位は雪になりそうだとの気象情報がありましたので
再び雪国に逆戻り、太陽ともしばしのお別れの予感がしています。

さて、そんな七尾市にございます和倉温泉
いまこちらで2013年3月31日まで
和倉温泉ほろよいめぐりと称する
飲み歩きチケットを購入するとイベント参加店舗を
2店舗廻ることができるという企画が開催中です。
>>和倉温泉ほろよいめぐりについて

先日立ち寄ったお店でポスターを見かけており
本日もまた七尾市(@nanaocity)のつぶやきを見かけまして
(告知情報掲載がfacebookしかないというのはどうにかならないものか)
このイベントに個人的にも参加してみたい気持ちもありましたので
ウェブ上でどのくらい情報を得ることができるのか確認してみました。

チケット入手の場所がスムーズに判らない

本文中に

※ほろよいめぐり券は「旅館フロント」・「和倉温泉観光会館」にて販売しております。

とあるのですがここでまずつまずいて転んでしまいました。

1.どこの旅館フロントなのかが判らない。
全ての旅館で良いのか、フラっと立ち寄って購入できるのか明記されておりません。

2.”和倉温泉観光会館”と明記されていますが同一サイトにもかかわらず
アクセスマップへのリンクが貼られておりませんので
所在地がどこにあるのか判りにくいのです。
ページの右サイドにバナーが貼られておりましたので
クリックしてみたところ、観光会館の施設概要のページでした。
ずっとスクロールしてみたところ一番下に地図が表示されていました。

簡単なリンクを貼るだけで地図情報は表示できるのですから
ここは何とか対応して頂ければなと思いました。

この手のウェブページに良くみられるような
“来場してもらいたい”という趣旨は判るけれど
“その会場にどうやってアクセスすればいいのか”
というアクセス方法のページにたどりつきにくいというウェブページを
非常に多くみかけませんか。

個人的にも問合せボタンが見つかりにくくて
資料請求を辞めてしまった経験が多くあります。

参加店舗の場所が判らない

“ほろよいめぐり引換え商品”ということで、参加店舗のリストと商品写真が一覧で掲載されています。

    ・住所へのリンクがない
    ・住所の明記がない
    ・各店舗のウェブサイトなどへのリンクがない

パンフレットには住所明記がありますが
ウェブでは見当たりませんでした。
各店舗ウェブサイトがないのかしら?と思いましてコツコツ調べてみることに。

■中華料理・北京: >>http://www.onsen-wakura.shoutengai.net/peijing/peijing.html
■レストラン ブロッサム: >>ttp://r.gnavi.co.jp/3110210/
■まいもん処 海よ友よ: >>http://www.su-si.net/shop/s10.html
■お好み焼きと自家製餃子: >>http://www.onsen-wakura.shoutengai.net/matchan/matchan.html
■能登すしの庄 信寿司: >>http://www.nobuzushi.com/
■蛇之目寿司: >>http://www.onsen-wakura.shoutengai.net/05janome/index.html
■きつねとたぬき: >>http://www.onsen-wakura.shoutengai.net/kitsune/kitune-tanuki.html
■焼肉ひでくら: >>http://www.hidekura.jp/
■欧風食堂epice: >>http://ouhuu-epice.com/
■能登海鮮丼 みとね: >>http://tabelog.com/ishikawa/A1703/A170302/17007461/
■num-Bar-六: >>http://www.dclog.jp/runas/
■Cafe&bar 月乃陽: >>http://ameblo.jp/cafebar-tukinoyou/
■ディスカウントショップ:ひばり―: >>http://www.onsen-wakura.shoutengai.net/hivary/hivary.html
■酒の小泉: >>http://www.wakura-koizumi.com/
■スーパー 和倉ショッピングセンター: >>http://www.onsen-wakura.shoutengai.net/zennissyoku/wakura-sp.html

ターゲットは誰なのか

全店舗のウェブサイトを調べてみましたが
独自ドメインを取得して運営されていらっしゃるところは4つ。
うち1つはリニューアル中との表記ですがCopyrightが2011となっていますので
1年以上放置されているのではないかと思います。

さて、ここまでの個人的な感想を。

    ・URLを一つ一つ調べてまで訪問する人は少ないのではないか
    ・どこの旅館フロントに行けばチケット入手ができるのか不明瞭
    ・旅館フロントで店舗の地図などは配布してもらえるのか不明瞭
    ・地図情報サービスで位置情報を記録してそのURLを配布してもいいかもしれない。
    ・宿泊されている方々を対象にしているのならウェブもこのままでいいのかもしれない。
    ・フラッと立ち寄る方を対象にしているのなら明らかに情報不足。

ウェブサイトで告知を行うことは非常に多いと思いますが
ユーザビリティが悪いページが非常に目につく事があります。

特にブログタイプで告知をされるケースや
”更新情報”カテゴリを利用して告知をされているページに多いと思います。
この場合、流入元ページ(検索フレーズ)とランディングページの整合性が低く
結果として直帰率が高くなってしまうか
色々さがしてくれるのでセッション別のPVは上昇するけれど
コンバージョンしない、という結果に陥るのではないのかな、と思います。
(参考:ウェブ解析:これだけは押さえておきたい基本的な解析指標)
そもそもコンバージョンを設定していない、ということも想像できますが。

先日twitterのTLで流れてきた
>>なぜ企業のスタッフブログには行動喚起の要素(CTA)がないものが多いのだろう
というエントリーにも似たような趣旨で企業ブログの
行動喚起の導線づくりについて記載されていましたので宜しければご一読を。

告知ページだけでは判りにくい2つの理由

    1.具体的なチケット入手場所が不明瞭
    2.参加店舗の情報が少ない

でした。何かを行うという事は判るのですがその次の具体的なアクセスについて
リンクがないために次のアクションをユーザ自身が調べる必要があり
結局手間がかかってしまいます。
これは告知ページで相当興味を惹かれないと実行しないアクションですし
手間をかけてしまうことで離脱率を上げてしまうことになると思います。

更に考えてみると夜の和倉のライトアップ情報や
街並み風景或いは観光情報などにもリンクを貼っておくと
外部から訪問してくれる人たちの興味を更に喚起することに
結びついてくるのでははないかと思いました。

この辺はSEO的な視点であったりインバウンドマーケティングの考え方を
提唱されている情報を素直に受け止めて理解していくことで
必然的に修正されていくポイントではないのかなぁと感じています。
イベントの告知ならイベレジなどで作成しておけば課金もできることですし
ウェブをみてくる人も取りこめちゃうのになぁと。

真っ当な話と取り組みが書いてあります。中小規模の企業にとっては参考になることが多いけど、いざ取り組むには組織(担当者)の問題になるかも。煽り記事の作りかたなんかものっているけど頭を整理するにはいい本。
著者 : 高広伯彦
ソフトバンククリエイティブ
発売日 : 2013-09-25
非常に分かりやすい文章と内容で「今後こうありたい」という思想と意思が明確に伝わってきた。広告畑の人は嫌がり、手をうつのは現場の実務畑の人じゃないかなと感じた。中小企業の現場の人に一読を薦めたい。

 

結局行動パターンとしては…

和倉温泉街は観光誘致を推進していると思うのですが
飲食店のウェブ対応はまだまだ遅れており
通常は地元のお客さんを対象として商いをされている
のかなという印象を改めて持ちました。
このイベントは地域、商店活性化の一環として取り組まれているのではないか
という具合に個人的には解釈していたのですが、もう少し改善の余地がありそうですよね。

CTAをもっと意識すればよくなるハズ

改善の余地があるということは、もっと色々やってみることで
更なる集客効果を得ることができるということですよね。
課題が判っていることはめでたい、ポジティブな事だと個人的には思います。
ポスター類などは街中で見かけますが非常に綺麗なのですよ。

ですからウェブもどんどんユーザビリティを改善したり
今の和倉温泉の情報をどんどん発信していって頂けると嬉しいなと思いますし
これから和倉温泉にいらっしゃる方へのPRにもなるのではないのかなと思う次第です。
勿論費用対効果というものを考慮する必要があるのは然りですが。
参考:【インバウンドマーケティング】地方企業ほど取り組むべき戦略ではないか

ということでせっかく調べたのですが
知人に聞く方が早い、という結論になりましたので
積雪で歩きにくくなる前にチケットを購入して出かけてこようと考えています。

(追記)
他のトピックスのウェブページを見たら殆ど同じフォーマットでした。
どうやらテンプレートとして体裁が決まっている様子。
そしてわくたまくんグッズ。
Stores.jpでオンラインショップ作ってしまえばいいのにとふと思いました。
権利関係とかいろいろあって難しいのでしょうかね。


 

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著者

コースケ

1994年株式会社インテリジェンス入社。人材派遣事業部門立ち上げに参画。その後情報システム室。2000年同社の株式上場を経て退職。株式会社スポーツデータコーポレーション創業参画。03年、SEOサービス専門会社ファンサイド株式会社設立に伴い取締役就任。役員退任後、個人事務所設立。05年、ウェブマーケティング支援を目的としたコミュニケーション・ウェイ株式会社創業。代表取締役社長就任。翌年、コーポレート・コミュニケーション&デザイン株式会社との合併及び商号変更により株式会社ワークスエンターテイメント設立。代表取締役社長就任。経営コンサルティング/人材サービス分野を軸とした事業展開。2011年代表取締役退任。現在はフリーランスとして複数社の経営推進サポートを行いながら、攻城団の永続化プロジェクトに参加中。