smashmediaの2010年まとめ二番煎じ

前回の「smashmedia2009を振り返ってみたよ」から6日間で2010年末を迎えました。
ぼくが暇そうだとか、そういうことじゃなくてエントリー本数が減少しているおかげです。
2009年の811本から353本になっていますので、
そりゃ必然的にぼくのまとめに必要な時間も減少するわけです。
でもスライドも色々見るし、残像が焼き付いてですね、
最近ぼくがつくる資料もかなり影響を受けだしてきているなぁ
と改めて感じています。

2010年のまとめで4年間を終了したのですが
なんつーか不惑にもなってちょっとキモいとか思われていないかとか、
さすがに不安になってきました。
でもここまで来たらやるしかないよね。
ということで一緒に2010年にタイムスリップしませんか。

・Twitterやめました(2010年1月3日)

と同時にぼくらの時間は有限なので取捨選択をすることも大事ですね。ぼくは政治家でも芸能人でもないので、発言するよりも考えるほうにもっと時間を割きたい。そう考えればブログで十分だし、ブログのペースがちょうどいい。ムリのないペースで継続すりゃいいんじゃないのってことも当然考えたんだけど、一回ちゃんとやめてみて、それでも必要と思えば再開すればいいかなと。

やってみたうえで、取捨選択することは大切。

・主役(主語)はお客様でなければならない(2010年1月3日)

そして二点目が顧客志向の話なんだけど、どこの企業でもこういう「お客さんを第一に」とか「顧客志向(主義)」みたいなことは言ってると思うんですよ。でもそれがただの理想論に成り下がっていて、そこで働く誰もが現実的に捉えていない。そして実際には会社思いの社員であればあるほどコスト削減や効率化を理由にお客さんを二番目にしちゃってるんですよね。これは改めていきたい。効率化「できる」けど、「しない」という決断を適切に下していけるようにしたい。そのためにぼくがしょちゅう言ってる「フェアであること」を徹底したい

~ならない、を実際に実現化していくことが
ビジネスな訳ですが大変な反面、楽しさもあるのですよね、

・求人・採用サイトを考える(2010年1月13日)

ベストパーソン(最高の人材)はそうそういませんので運や縁に頼らざるをえないのですが(それでも日々の積み重ねというか、活動の延長で出会うものだと信じる)、ライトパーソン(ふさわしい人材)はちゃんとした採用プロセスを踏めば採用できるはずなんですよね

ちゃんとした採用プロセス、を踏んでいるところが案外少なくて。
結局歩留まり率中心だったりしますよね、広告型の限界というか。
採用サイトは企業の文化面を映す鏡だったりもするので、
もっと力を入れてほしいんだけどな。

・iPhoneとツイッターで会社は儲かったらいいね(2010年1月15日)

表現として適切かわかんないけど「やり方」を真似ても意味がないと思うよ。大事なのは「考え方」だろうし。もちろん上記のように事例を共有して、そこから学べることはあると思うんだけど、自分たち(の会社なり商品)なりの「やり方」を模索しなきゃ絶対にうまくいかないので

このエントリーが次につながっていく伏線になっています。

・居心地のいい会社(2010年1月16日 )

そういうことを考えると、「顧客が一番満足する会社を作り、運営するために必要な人たち」を集めるためにも、企業文化を創り、そして徹底させていく必要がある。理想論じゃなく、現実的な話として根付かせていかないといけない。で、そういう企業文化に対して「居心地が悪い」と感じる人が出てくることはしょうがない。極端な話、「法を犯さなければ何をしてでも儲かればいい」と考える人と、「企業には道義的責任があるのでモラルが常に問われる」と考える人が同じ会社でやっていくのはかなり難しい。これは多様性の問題ではないんだよね。

これが難しいですよね。
結局採用の時にどれだけコンセンサスを
お互いに得ることができるかに繋がっていくんだけど、
現実的には一緒にやってみて判ることもある。
事前期待と事後のギャップの±を
いかに埋めていくのかということを
考えていくのは機会損失を防ぐことにも繋がっていく。

・即戦力(2010年1月16日)

即戦力ってのがいかにアテにならないかはプロ野球を見てれば十分わかることだけど、いまの世の中よほどのことでもない限り、本当のスペシャリストはいないんだから、多少の経験値や知識なんてのは参考程度にしといたほうがいい。『ビジョナリーカンパニー』にある通り、バスに乗せる人を間違ってはいけない。知識や技術はいくらでも習得可能なんだから。

”ウチの会社を変化させてほしい”はきっとウソ。
いや思っているかもしれないけど変革させられたら抵抗する。
変革させそうな人は面接で落ちる。
だって社風と気質が合致しないもん、異文化交流だから。
それには受け入れる側に
相応の覚悟が必要だよ
って採用のお手伝いをしているときに散々言ってきた>で、煙たがられる。

・ポジティブシンキングよりポジティブスピーキング(2010年1月18日)

リトルスターレストランのオーナーはコンセプトをきちんと創って守るとかもやってるんだけど、自分たちの「やりたいこと」を周囲に表明しているのがすごいんだろうなと。そういうプラスのイメージをどれだけ言動によって伝えていけるかで、プロジェクトの成功率は変わってくるんだろうね。

これもね、後々の伏線になっているエントリー。

・発言機会、発言内容を支配するか(2010年1月21日)

ブログにせよ、Twitterにせよ、利用者は黎明期に進出してくれる企業には親近感がわくし、かなり好意的に見ちゃってる部分もあると思います。
だけどそれが本当にフェアなのか、倫理的な問題はないのか、消費者を欺くことに繋がらないのかということについては、最初からちゃんと考えなきゃいけませんよね。こういうことを考えることは大事だと思うな。

・ペイパーツイート(Pay Per Tweet)はほっといていいの?(2010年1月24日)

みなさんのリアクションを読む限り、これをきっかけに「言われてみたら微妙」と考えてくださる方もちょいちょい見かけてます。ただいずれにしても嫌いな企業を例にあげるのは客観性に欠けるし、言いたいことがちゃんと伝わらないなあということがよくわかりました。

コメントもしっかり読むべし。
ブログはコメントも含めてブログなんだなぁと感じます。

・いつかの道(2010年1月25日)

ただやっぱり企業の現実としては、単体でのROI算出を求められますよね。だからそれを変えていくのは時間がかかるし(もちろん変えていったほうがいいと思うけど)、理想と現実のギャップを少しずつ可能な範囲で埋めていくのがぼくらに求められてることだと思っています。

経営者は最初にROIが気になるものなので
(総量も重要だけど)全体最適化を行うにあたっての
戦略と戦術とツールの位置づけみたいなもの。
その期待している効果をしっかり話して、
どう検証するかも含めてコンセンサスを得ることは必要です。

・問われる日本人の”言語力”(2010年1月31日)

このへんは教育の問題もあるんだけど、環境を作る側の責任でもある。上司は、監督は、彼らが意見を言いやすい雰囲気を作れているのかをまず最初に自問すべき。それもせずに「ちゃんと言えよ!」と怒ったところでしょうがない。いや、自戒も込めて。

「伝わんないと意味がない」
→説明しようとして支離滅裂になっていく例は多々見た。
自分自身も含めて。

・聞くべき不満と無視すべき不満(「カンブリア宮殿」に星野さんが出演)(2010年2月2日)

ただね、その屁理屈をポリシーとしてきちんと提示することが大事なんだと思います。サービス従事者には理念がなきゃいけない。それは自分たちがどういう人に対して、どんなサービスを提供したいか(できるか)という意思表示をすることで、そもそも万人向けにサービスできないことを認め、特定の方々に選んでもらえるようにする。お客を選ぶんじゃなく、お客に選んでもらえるようになることが重要。

いや、より正確に言うと、スタッフの属人性を発揮させるために、その前提となる情報や道具を徹底的に共有するってことですね。誰でも高レベルのサービスが提供できる。そのためにはしっかりとしたシステムが必要で、顧客に関するあらゆる情報はそのシステムで管理され、共有されている。そういう前提で、さらにその人ならではのサービスを実現するために自由を与えるのが大事だとぼくは思ってるんだけど、星野さんも同じようなことをおっしゃっていた。

大事なことは、どんな人たちを相手に、どんなサービスを提供したい(できる)のかを徹底的に追求すること。その人たちにとって必要なこと(多くの場合、利便性)はとことん応えていくけど、それ以外は正直にできないこと(とやる予定もないこと)を伝えて諦めてもらえばいい。

このエントリーは好きです。
星のや 京都に早く泊まってみたい。

・トヨタのリスクマネージメントとソーシャルメディアの覚悟(2010年2月 6日)

お詫びなんだから自分の言葉で語ればいいし、まっすぐ向いてるからこそ陳謝して頭を下げたときに気持ちが伝わる。おそらくどっかのPR会社か危機管理コンサルタントが作った文面を読み上げてるんだろうけど、これはあまりにもお粗末。

“アクセルを踏むだけじゃなく、
時にはブレーキを踏んであげることも必要だし、
組織や体制について
運転前チェックをしてあげることももっと意識してほしい。”

・人はみんなちがう(2010年2月9日)

もっともっと創造するチカラを身につけていかないと、殺伐さだけが増していきそうで怖いよね。

”そこをスタートに会話をしましょうって話”は正論なんだけれど、
いざ異質が目の前に現れると
理解できないで終わる人が多いのも現実ですよね。
だからこそ意識していきたいなと思います。

・mixbeat showcase (2010年2月15日)

成功事例の共有というと、ともすればスター社員や経営者の属人性によるところが大きくて、ぜんぜん参考にならないことが多いけど、そういうホームラン競争みたいな話じゃなくて、どうすればヒットが打てるかというようなもっと確実な「なんか自分たちでもやれそう」というヒントを共有したいなと思っています

このスライドいいですよ。
もしかして社内研修でこういうのやってみてもいんじゃないのかな。

・All You Need Is Love. (2010年2月16日)

なのでぼくが言いたいのは「消費者と友だちになれ」なんてことではなくて、顧客を公平に尊重することで、ひとりひとりの支持を積み重ねていくべきだということです。利益を削った先に幸せがあるならいいけど、そうじゃないのであればサービスの改善・改良にコストを振り向けることでリピート率の向上を目指すべきだと思うのです。

”リピート率の向上を目指すべき”という視座でいうとですね。
最愛戦略>パーミッションマーケティング>アクティブサポートという(非常に大雑把ですが)
全体戦略を構築していくことになるのかなとか最近思う。
ECサイトのメディア化の話もそこに包括される戦術になるのかなと。

・重要なのはソーシャルメディアトレーニング(2010年2月24日)

ソーシャルメディアマーケティングについて語る大半の人はこの視点が欠けまくってる。作ったガイドラインなりポリシーなりをどうやって社内に浸透させるかとか、運用を徹底させるかについての部分がいちばん大変なんですよ。それこそ一年がかりだったりするわけで、代理店にはそこまで入り込んでアドバイスなんてできないって知らん顔するのは簡単だけど、でもあなたのトイ面にいる担当者はその重圧や苦労を乗り越えなきゃいけないわけで、それも理解せずにアクセルだけ踏んでも意味がない。

代理店とか広告の人って運用の視点が本来ないですものね。
仕組み化しない限り継続はできないわけで。
ぼくが欲しいのは仕組みを作るには
何を改善しなきゃいけないかってことだ。

・お客さんにお礼を言うのにKPIはいらない(2010年2月25日)

KPIが不要とは思わないんだけど(むしろそれを問い詰めることもけっこうあるし大事にしてます)、なんでもかんでも杓子定規に考えるのはおかしいです。もちろん中長期的には売上に貢献すると信じてはいるけど、そういう駆け引きをする時点で顧客の信頼なんて得られないと思うんだよね。どんなふうに使うかは勝手なんだけど、どんなにテクノロジーが発達しても向こうに人間がいることを忘れちゃいけないですね。数字は結果に過ぎないんだから。

この考えはぼくは支持できるけれど、
一般的な企業では理解されにくいのかな。
ぼくはKPIと目標は違うと分かっている、
そもそも心のやり取りが数値化されるのは
心情的には嫌派だけど。

・始めるための支援ではなく、続けるための支援を(2010年2月25日)

通信端末の多様化も含めて、たしかにスピードは大事な要素だし、それが商売の成否を決めるひとつの要因になることもあるでしょう。でも「会社として」やる以上は、やることがゴールじゃありません。だからこそ続けるためにどんな準備をするかについて徹底的に考える必要があるし、そこの支援をしてあげてほしいなと思います。

例えば組織が大きくなるにつれて
社長の仕事は内省が6割近くなるハズなんです。
継続は力なり、っていうけれど力があるから継続もできる訳で。

・企業がはじめるツイッター(2010年3月 2日)
まとまっていて重宝しています。

・企業がはじめるソーシャルメディアマーケティング(2010年3月2日)
同じくまとまっていて重宝です。
中小企業の人は一辺この辺をまとめて読んだ方がいい。

・ソーシャルメディアマーケティングについて興味がある人が読むべき本(2010年3月3日)

ソーシャルメディアで企業と消費者が直接繋がれるようになったというのは本当にすごいことではあるんだけど、より正確に言うといま起こっていることは、企業の「中の人」と消費者の中の「ひとり一人」とが繋がってるんですよね。属人性うんぬんの話もブログの頃からあったし。

パーミション・マーケティングはいま読んでも非常に面白いですよ。
戦略の問題でもあり、予算配分の問題でもあり、
効果の問題でもあるけれど
心を鷲づかみするためには、どうすればいいか
ということも考えさせられます。
「自分がされて嫌なことは人にしないの」
って小さいころ言われましたよね。

・「大企業におけるソーシャルメディアマーケティング推進戦略」の話(2010年3月23日)

制約があるからこそ「考える」能力が問われるわけで、それが「楽しい」とすら思える。もちろん社内で「話す」能力も。ソーシャルメディアの普及によって企業は透明性が求められるとか、ほっといてもガラス張りになってしまうという意見はよく出るのに、じっさいには必死で隠そうとしてる企業も多い。諦めてって表現は正しくないんだけど、どうせ筒抜けになるのであれば潔く自らの考えや経験を公開したほうがいいと思うんですよね。もちろん、いわゆる「時間の問題」というやつは、だから全公開しても同じだろという単純な話ではないし、そのギャップ(時間差)に価値があったりもするんだけどね。とはいえ本当に守る価値がそこにあるのかってのも考えなきゃいけなくて、できるだけオープンでありたいなと思うわけです。企業たちが経験値を共有してバカな企画をやらないことが、ソーシャルメディアを利用するユーザーにとっても有益なんだし。

スライドが面白いです。
「時間」と向き合いながら「制約」と「組織への働きかけ」があって
さらにいうと戦略が全体を決定する
というのは組織で動く人の本質ですよね。

・第1回mixbeat showcase(2010年4月12日)

でも本当に参考になるのはそういう会社の取り組みだったりするんですよね。なぜその会社には可能だったのか、人の問題なのか、仕組みの問題なのか、それとも運なのか、いろんな要素がある中で、きちんと本質を見極めることができれば自分たちの会社や普段の仕事にも取り入れられると思うのです。

コレコレ。スライドもみましょう。
社内研修でやってみたら面白そうじゃないですか。

・顧客は全部知っている(2010年4月14日)

これまでは一生懸命「半歩先」のサービスを考えてたけど、それはもうソーシャルで解決しちゃって、それをちゃんと読んでほかのサービスとの整合性とか優先度を決めたり、予算を捻出したり、どう実装するか・パッケージ化するかについてちゃんとデザインすることにもっともっとシフトしていくべきなのかもしれない。

自分たちは潜在的だ、と思っていても
顕在化されていない顧客ニーズはもう世の中にないのかもしれないなあ”
っていう結果になりますよね。

・クラシコムの河野です(2010年4月28日)

好きであることは大事だけど、絶対条件どころか必要条件ですらなくて、それよりも周囲(市場ニーズや競合)をきちんと見極めるほうが重要です。

リンク先はもう見れないのですが、
青木さんのモノの見方ってステキですよね。
いくつかスライドも拝見しましたが、弁別することが上手だなぁって。
クラシコムで買物する人はお洒落そうだ。

・企業ブログで情報共有すること(2010年5月16日)

キャンペーン結果、サービス変更後の変化、それらの数字こそがぼくらにしか公開できないコンテンツだし、お客さまが求める情報でもあると思うのです。もちろん「結果」の前に、自分たちがやりたいことをきちんと書く(宣言する)ことも大事だし、さらには「結果」は次の改善の「スタート」に過ぎないので、より正確に言うのであれば、プロセスをどんどん開示するというのがいまのスタンスです。

ソーシャルメディアマーケティングってのはじつはいまもよくわかってないのですが、マーケティングのひとつの目的(役割)として企業が自分たちの考え方やスタンスを世間に正しく伝えることだとすれば、こういうスタッフブログもソーシャルメディアマーケティングの末席に加えてもいいんじゃないかなと。

いい感じで、因縁果報のサイクルができていますよね。
ソーシャルだろうがリアルだろうが
本質的にはきっと同じなんですよ。

・それは「ガイドライン」か「ポリシー」か (2010年5月18日)

最上位にあるのは「ポリシー」で、それを強制的に遵守させるために「ルール」があり、ポリシーの主旨をその策定背景や運用指針についてわかりやすくかみくだいたものが「ガイドライン」で、さらに具体的に落とし込んだものが「マニュアル」や「ハンドブック」であると。

ちょっとしっかり考える

・きっちり休む(2010年5月31日)

そもそも「休む」というのは、何もしてないわけではないんですよ。消費者に戻るというか、ひとりの生活者としていろんなものに触れて「これほしいなあ」とか「これはひどいなあ」とか「このサービスは気持ちいいなあ」とか「ここには二度と行かない」とか正直な感想を自分にインプットするのも、すごく大事。

数えてみたら、ぼくは3回体壊してる。
夜遅いとか土日も関係ないとかいう
そんな働き方がえらいという価値観の人っていますよね。
まぁ熱中していれば関係なくなるし、
労働なのか役務提供なのか
創造なのか搾取なのかとかは立場で変わるけど。

・シックス・アパートがソーシャルメディア利用ガイドラインを公開(2010年6月2日)

もっとも短けりゃいいってもんではないし、リスクマネジメントの観点から考えれば良し悪しはあるにせよ、ぼくは『関係者がちゃんと振る舞うこと』が目的である以上は、理解して記憶できるボリュームにしないといけないと思います。先日書いたポリシーとガイドラインの話ではないですけど、多くの企業にはすでに企業理念や就業規則が存在しているわけで、これらと矛盾するものであってはならないわけですから、うまく継承したかたちで作成したいですね。

確か昔参考にした記憶がある

・電子書籍、電子出版についての考えと取り組み(2010年6月12日)

できればこの付箋やコメントを残し、それを共有する部分をオープンな規格にしたいですね。トラックバックのように。技術的にはXMLで出力すればリーダーの開発も簡単だろうし。ソーシャル性を確保するにはサーバー側での管理が必要だけど、このへんもOpenIDとかでできるのかもしれない(関係性保持のためのDBは持たなきゃいけないけど)。

フィードバックが共有されるってのはとても興味深い体験です。

・ボーダーレス時代の出版について(2010年7月20日)

出版量が多すぎてそんな本が出てることすら気付かないとか、買いたいのに近所の本屋には置いてないとか、機会損失が毎日のように全国各地で起こっている。
これをITのチカラで解決することをいまみんなで考えなきゃいけないんだけど、出版社は読者をまったく把握できてないし、業界としても共有できてないから、一部の人気作家を除き、99%の本は常にゼロからマーケティングをすることになる。

面白い本はたくさんあるんだけど、
どの本がそうなのかはちょっと判りにくい。
煽りタイトルみたいな本もどんどん増えてきているしなぁ。

・データベースではなく、コミュニティを作りたい(2010年8月5日)

大前提としてちゃんとしたシステムに、わかりやすいデザインがなきゃいけないんだけど、それだけでは「(1)器」でしかない。そこにベースとなるデータが入って「(2)資料」となり、さらにそれを元に人が集まり会話が生まれて「(3)メディア(コミュニティ・メディア)」になる。この構図は「食べログ」でも「価格.com」でもなんでも同じ。このへんは2000年くらいにネットで遊んでた人には常識なんだろうけど、10年経って知識に価値が出てきたのかもしれない。

使うのは人間なので、使い勝手が最優先ですよね。データがいくら入っていても使いにくいとか判りにくいだと結局使われずに価値がなくなってしまう。

・現実的な理想論(2010年8月20日)

最近「顧客対応が重要視されている」というのはちがう。元々、大事にしなきゃいけなかったのに、これまで無自覚だっただけ。これまでもコールセンターには届いてたのにえらい人たちが気にしてなかったのが、ソーシャルメディアで顧客の声が可視化されたから慌ててるだけ。

このタイトルが好きです。
ドラッカーがいうところの「ベストを求めるけど現実的にはベター」みたいな。
実はこのustをバックで流しながらこのエントリー書いています。
フジイさんの体系とか髪型とかが、
ぼくの元同僚そっくりで驚いた。

・攻城団の現状(2010年9月17日)

サイトでもメディアでもホテルでもレストランでも何かを作るときに「誰をもてなすか」を決めずに作り始めるなんてことがあってはならないのです。そんなことをするから元町のほうにあるイタメシ屋が「トラットリアやめて、明日からリストランテにしましょう!」とかとんちんかんなことを言い出す。サービスする相手が見えてないんだから、そりゃ迷うよね。

攻城団はすごい楽しみにしています。
お城巡るとき情報が凄いばらけているし。
そのお城にまつわる知識はどの本がいいのかとか共有したい。

・じゃあ1Pでいいじゃん(2010年9月28日)

いつでもなんでも見通せる天才でもない限り、フレームワークやツールは一助になるはず。また「言葉遊び」という指摘もいただいたけど、それはその通り。でもぼくらはどうあれ言葉を使って伝えるしかないんだから、言葉に執着するのは当然。遊んでるかは受け手の判断なのでしょうがないけど、こちらとしては相手にわかりやすく、おぼえてもらいやすい言葉を選んでるつもり。

マーケティングってね、なんか難しい理屈っぽいものだと思われていると思うな。
そんなことより会って話してナンボだとか、
おれの経験に叶う訳ねぇとか。
その行動を裏付けるものであったり、
強化するものであるから相反するんじゃなくて
補完し合うものだと思うんだけどな。
と専門家じゃないけど言ってみる。

・しょせん結果論、されど結果論(2010年11月13日)

ぼくらは神様じゃない以上、少しでも確率を高めるくらいのことしかできません。そのために「過去の結果論」を学ぶことは大事だと思いますし、それを「経験則」と呼んでるわけですね。なぜ外国人バッターに初級からストライクを投げるべきじゃないのか、ここで過去の経験則を活かさなければただの向こう見ずです。うまく抑えられるかもしれませんが、それこそ結果論です

結果からでしか言えない、振り返れないことってあるんですよ。

・いま攻城団でやりたいこと(2010年11月23日)

わざわざ自然を破壊して、新しい建築物なんて作らなくても、日本にはすでに城や城跡がたくさんあって、そこには膨大なバックストーリーがある。なぜそこに城を作ったのかには戦略的な意味が当然あって、そこにその武将が城主として配置されたのもやっぱり意味がある。ひとつの城だけでいくらでも話せるくらいの奥深さがあって、でもぼくらはほとんど知らないんですよね。

”具体的な数字を変えたい” いいですね。
攻城団に関しては、ぼくも金銭的な余裕とかあれば出資したりとか、
器作ったりとかいろいろ協力したいんだけどなぁ。
でも具体的に開発が出来る訳でもないしー。

・インスパイアなんてやろうと思ってできるのか(2010年11月25日)

「インスパイアが大事」というのは正しい。でもそれは「酸素は大事」と変わらない。何が大事かを正しく認識することはリーダーに限らず、みんながやらなきゃいけないことだけど、同時に自分でどうにかできるのかを考える必要がある。

ぼくの経験だけでいうと、狙ってやったときほど外していた。
実際には日常的な姿勢だとか発言から刺激されて、人は動くんだと思う。
小さな組織であればあるほど、
役職が上の人の言動は物凄くみられているしね。
あとモチベーション上げてもらおうとか思っている時点で
その組織とは合っていないんじゃないかな。

・どこを向いて生きるのか(2010年11月29日)

後ろ向いてる人を上に向かせるのはムリで、二段階右折じゃないけどそういう人と向き合うときはまず前に向いてもらうために対話するとかね。もっともいちばんやっかいなのは目を閉じちゃってる人なんですけどね。

上のエントリーの続き。うーん、自分は何を大切にして生きているのかということを知る事は物凄い重要だろうとかねがね思っていて。そういうのって仕事だとか日常だとかの姿勢に物凄くでるよね。

・「Webディレクション講座」開催報告(と先日のアンケート結果を公開)(2010年12月17日 )

ぼくは今後の企業サイトの役割はふたつあると思っていて、ひとつは「オフィシャル情報の一次ソースとして早く、正確な情報をなるだけ自由なフォーマットで提供すること」です。いまは製品スペックなども比較サイトやECサイトに転載されているので、それを見るために企業サイトを訪問するケースが減っています。それを嘆くのではなくむしろそうした外部サイトが使いやすいようにデータを公開していくことが求められていると思います。もちろんそこには個人のブロガーや開発者なども含まれています。もうひとつは「顧客とのコミュニケーションチャネル」です。サポートをもっともっと高度化して、「購入後の安心」が選択理由になるくらい徹底していくべきです。そのためにウェブサイトを総合窓口にすることは現実的だと思っています。

アンケートに丁寧に回答しているところがソーシャルの繋がり的w
QAがとても楽しいです。言語力というか、
弁別整理して表現するのがとてもうまいんだなー。
ustとか見ると小さい突っ込みとかもしているし。

2010年が終わりました

フジイさんのまとめ
 ・読まずに新年は迎えられない、2010年 smashmedia 俺的まとめ
との照らし合わせ。

■2010年のエントリー:353本
・フジイさんのダイジェスト:34本(9.6%)
・ぼくのダイジェスト:41本(11.6%)
・被っているもの:18本(5%)

当初のピックアップは63本ありましてそこから再度絞り込みました。

before

2010年は、マーケティングis.jpへのエントリーが増えていたりSEIHA含め攻城団の話や
ツイッターの活用についてのエントリーが多かったです。
(攻城団ブログはこっち)
 
あと実は印象的なのはインスパイヤーとか、現実的な理想論のエントリーでも観られるようにフジイさんとの絡みです。
フジイさんの書く文体とか視点は結構エッジが立ってて
ぼくは好きなんですけれど(リアリストなロマンティストっぽいところとか)
いかにもブログでのやり取りらしい絡みが読めますので
リンク先をドンドンクリックしたらいいと思います。

・モチベーション向上じゃなく、インスパイヤを目指そうよ。
・Re: インスパイアなんてやろうと思ってできるのか
・8月19日 Eコマースについて喋ります(USTあり)
・Eコマース座談会

個人的にはmixbeatのエントリーは結構好きで(その割にはピックアップしていませんが)
なんつーか、大変な試行錯誤を繰り返していたり
渦中にはいっていたりするのだけど、それなりに得たものや、
悟るものがあったのだろうなと読み返していて感じました。

読み手としては河野さん側に立ってみるなら

「ぼくならきっと怒ってプリプリしているだろうな」

と思いながらも、怒るのが目的じゃないから飲み込んでいたり、
違う角度から見つめている心理描写が面白いし、
塾生の立場に置かれると、まるっきり自由と言われるとそりゃ戸惑うよね。
と理解できる気持ちもあって(自由にすると動けなくなるのは会社でも同じですが)戸惑いながらも、
組み立てていったり失敗することで得るものがあるし
一線を越えた関係が作ることができる(本人が望めば)
のだろうなとか様々に思います。

「決めてあげるやさしさ」が本当にやさしいのか、
ってのは見極めが難しい話ですよね。

そうそう。ustでも出てきているけれど加賀屋。ウチは地元ですから、
いつかみんな(って誰だよ)集まってワイガヤやりたいですね。
ホラ、100名城も七尾市にはある事だし。
まぁ1回もお会いしたことないのが最初のハードルですけれど。

 

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