smashmedia2012をまとめました

いやぁついに2012年に到達しました。やっと今年に追い付きましたよ。
本当は今日は企画書を作らなきゃいけないなぁ、と予定していたのですがアウトラインをつくったところで満足してしまいました。

で、ピックアップは既に完了していたものですから、せっかくの日曜日。モヤモヤさまぁ~ずをみたところで(ウチの地方は日曜日の午後1時半に数週間遅れで放送されます)smashmedia2012のまとめに入りました。
なんかもうそこまで来ているというのが分っているのに週明け位まで放置しておくのって、むず痒い感じじゃないですか。

しかしここまでブログをいっきに読んでいるのは侍魂とかろじぱら、ダンシング★カンパニヰとかの絵日記ブームのとき以来かも知れない。夢中になったのは昔の「Windows Server World」誌関係で運用されていた「眠れないシステム管理者」のメーリングリストの過去投稿を引っ張り出して読んでいたとか。

あーでも通読は一度やってみると絶対にいいですよ。お勧めです。
それが大変な量だ、という方はフジイさんのとぼくのまとめをうまく使ってください。
そこからの派生リンクを追うだけでも、結構なボリュームですので通勤電車の帰宅時やお仕事の移動時にとっても為になるインプットができます。

 ・2007年のsmashmediaを2013年に振り返ってみる
 ・2008年のsmashmediaを2013年に振り返った
 ・smashmedia2009を振り返ってみたよ
 ・smashmediaの2010年まとめ二番煎じ
 ・smashmediaのまとめが2011年に到達

ってわけで、2012年版をどうぞー

smashmedia2012をまとめました

リーダーの仕事は不確定な未来について決断すること(2012年1月16日)

でも、だからこそ、やるかどうかの判断は経営者が自らの直感を頼りにすべきだということをファーガル・クインはいってて、ぼくも同感です。というかぜんぶわかってるなら小学生でも判断できるわけだしね。

この本未だ半分くらいしか読んでいない。この手の理念を追求していく話ってのは読み手によっては美談で終わったり、真似しようとしたりするのですけれどいざ取り組もうとするとかなり大変なのは確かですね。

攻城団の仮登録サイトをオープンしました(2012年2月7日)
楽しみにしています。

アクティブサポート研究会で話してきました(2012年1月24日)

当然だけど、儲かるからやるんです。儲かるタイミング(収穫時期)が即時ではないだけで、すべてのマーケティングコストは収益につながらないなら意味がありません。じっさいいろんな観点で貢献はできてるんですよね。だから中途半端な測定をすると、本来の貢献度を正確に把握できないので、判断を見誤ることが心配です。そして中途半端な測定しかできないなら、その測定にかかるコストはムダなのでやらなくてもいいんじゃないかとも思うわけです。

無駄を可視化すると困る人も部署もいますし、代理店が効果を明らかにしたがらないのも、制作会社が効果にコミットしきれないのも自分の利害に影響があるからでしょうね。というぼくの建前論はさておき“「なんのためにやるのか」という目的が不明確だと継続が困難になると思います”という点については、そういう会社が多いなぁというのが現実だと思うし、どう脱却するのかというのが課題なのは今でも変わらないですよね。

ソーシャルCRMはいま必要?(2012年1月27日)

「ソーシャルCRM」というのは未来の話としてはあり得る話だと思いますけど、現時点ではスルーでいいと思います。

CRM、もっと前からいうとSFAから顧客DBについての話というのはよく議論されてきたし話題に上るんだけれど、そもそも営業担当者が入力することによる自分たちへの還元が見えにくいから、なかなかDBそのものが更新されないという話もありましたよね。そこにもってきてソーシャル~ってのはなかなか難しい課題だなぁ。

全てを知る必要はないし、明かす事もないヨ(2012年1月30日)

人と人はちがってていいし、わかりあえないこともあるって当たり前の話なんだけどね。

「納得できるまで、とことん付き合ってもらう」と言われたことがあって、理不尽だなぁと思った経験があります。納得するしない、と理解するしないは別物だし、どっちかといえば納得は感情の落としどころだと思うんですよね。

ソーシャルコミュニケーション時代の「愛される会社」とは(2012年2月 6日)

予算や人材などリソースの問題もあるでしょうし、そもそもの覚悟の問題も大きいでしょうから、やれるやれないは企業ごとにちがうと思います。
ただまあマーケティングなんてのは理想と現実とのすり合わせなので、後ろ向きな話ばっかりしてないで、「どうすれば消費者や社会に必要とされるのか」という根本的な問題を逃げずに考えたいものですね。

「売ったあとのマーケティング」でいうと、ぼくらも含めて顧客は商品を手にした後から、その商品なりサービスと付き合いが始まっているんですよね。つまり企業にとっては販売で終了なのかもしれないけれど、顧客にとって購入は始まりですよね。

ツイッターとFacebookを比較するのはやめよう、別物だから(2012年2月21日)

だからソーシャルメディアの利用についてはほんとうに気をつけるべきで「掲載内容は私個人の見解であり、所属先企業を代表するものではありません」とか書いたところで意味がないということを明言すべきです。どうせ「○○社の社員が」って書かれるんだから。そもそもプロフィールに所属先企業を書くことのメリットなんてたいしてないですしね。

「実名か匿名か」の議論ってもうかなり以前からあることだし、リスクが怖いってのも変わらないですよね。
“過大評価は良くない”ってのはその通りなのですが、盛り上がるとついつい過大評価して盲目的になるんですよね。

WebSig会議にいってきた(第1部の感想)(2012年3月 4日)

たぶんこういう本質的な正解のない話って楽しいから、盛り上がるんですよね。でも理想論じゃメシは食えないのが世の常で、ぼくらはどうやって現実的にするか、つまり「現実的な理想論」に着地させないといけないわけです。

第1部の話をまとめると、こんな感じでしょうか。
「最高」も「最安」も環境的・状況的に選択できない中、戦略としての「最愛」があり、それを実現するために、まずは自分たちのことを気に入ってもらうための戦術として「メディア化」がある。なぜならば気に入ってもらえないと話を聞いてもらえないから。ちなみにここでいうメディア化とは物販のために練られたコンテンツを定期的に(できれば高頻度で)更新しつづける媒体のことで、サイトでもメルマガでもFAXでも会報でもなんでもいいんだけど、いまのところサイトとブログを使ってます。

WebSig会議にいってきた(第2部とグループワークの感想)(2012年3月 5日)

当たり前の話ですけど、ちいさく始めるのは鉄則ですよね。もうひとつは、コンテンツ制作に着手する際の方針として

  • 工数が少ない
  • 売上に直結
  • 顧客ロイヤリティ向上
  • 福利厚生・採用
  • 新規事業開発
  • のうち少なくても2つ、できれば3つを満たすものしかやらないという話。クラシコムで意識してるのは、普通の人(=すごい報酬じゃなくても働いてくれる人)が、定時で帰れる程度の業務量で、継続的に、コンテンツを量産できる仕組みづくりです。だから、こういうチェックリストを用意しておくことはとても大事です。

    この二つは連続して読むと当日の雰囲気が伝わってきます。
    また流れに関して河野さんがどう感じたのかが臨場感あふれて伝わってきます。このエントリーと関係ないですけれどサッカー経験者とサッカーの中継を一緒にみると、素人と見ているポイントが違うのが分って面白いんですよね。素人はボールを見ているけど、経験者はボールのない場所のスペースとかを見ていたりする。なんかそのことを思い出しました。

    アクティブサポート研究会(第2回)に参加してきました(2012年3月12日)

    最近はとにかくソーシャルメディアに参加して、消費者に近寄っていくことが絶対的に正しいかのように語られてるんだけど、そもそもそうすべきじゃないケースもあれば、会社の体制や文化が適してないためにやれば必ず失敗するというようなケースもあるので、あえて距離を取るということをもっと自覚的に選んだほうがいいと思うんですよね。結果的に誰も幸せにならないので。

    このレポートはとっても好きです。
    “意味のないKPIはそれを測定するコストが無駄になるわけですから。”
    ってのはまったくその通りで、取得するための業務負荷があるものですし、現場からすれば何のためにレポートをあげているのか判らなくなる時があります。KPIは大切ですがそれに縛られる必要はないってのは、つまるところKPI達成が目的であったり目標ではない訳ですから。サポートまで含めて商品として販売するのかってのは会社の思想が反映されるところですね。

    「マーケティング効果を最大化するためのアクティブサポート」というタイトルで講演してきました(2012年4月 2日)

    画一的なメッセージでは多くの人に届いたとしても伝わらないということをいま一度考えて、どうすればフォローできるのかという観点でアクティブサポートのような施策を検討してもらえるといいなと思います。

    マトリクスってのは視覚的にパッと理解してもらうのとてもいいですよね。

    実践者が語る、やってみてわかったアクティブサポートの反響と効果(2012年4月24日)

    身も蓋もないいいかたをすれば、上司や部下、同僚など社内を説得できない人がソーシャルメディアでうまくお客さんとコミュニケーションできるとは思えません。社内にはいろんなハードルがあると思いますが、ソーシャルメディアはもっとたくさんの、もっとシビアなことだらけです。上司の性格が異なれば効果的な説得だって変わるわけで、そうやって相手にあわせて言葉を選ぶということが大事ですよね。それはそのままアクティブサポートにもいえることだし、ソーシャルメディアマーケティング全般にもいえることですね。

    表情や身振り手振りによる情報を双方が得ることができない、アイコンとテキストだけでお客さんとやり取りするってのは本当に難しいものです。相手にあわせて言葉を選ぶことも必要だし、行間から色々読み取る必要があります。ソーシャルツールを使うと簡単にできそうですが、実は高度なコミュニケーションテクニックが必要ですよね。

    アクティブサポートの実態調査についての感想など(2012年5月18日)

    サポート、接客、あらゆるコミュニケーションは、それが「(企業と消費者間の)いい取引になるために」行われるのであって、どちらか一方の利益とか興奮とかのために行われるものではない。
    その原則を踏まえれば、「すべてに答えるべき」という主張がいかに乱暴なものかということがよくわかると思うんですよね。ぼくは「ベキ論」とか本質論は好きだし、自分でもよく使うほうですけど、だからこそ現実的な視点を持ち合わせないといけない。人の悪意とかからも目を背けちゃいけないし、そうやってときには性悪説にも立ちながら、準備をすべきです。

    最後の方に書いてあるんだけれど、河野さんは「べき論」や「理想論」を明確に言葉にする。だけど現実もきちんと理解してその差を埋めるために何をしなきゃいけなくて、何を捨てなきゃいけないのかという優先順位付けが上手だなと思うし、そのことを第三者に説明する能力が抜群に長けているような気がする。そのこと自体は仕事を進めていくうえでの前提条件になるのだろうけれど、そこが上手くできなくて混乱する人も組織も多いから、明確に綴られる言葉に触発される人が(ぼくも含めて)多いんじゃないのかなと思う。時には痛快に感じ、共感し、反発するという様々な感情を呼び起こすことも含めて。

    「習慣で買う」のつくり方(2012年6月4日)

    けっきょくぼくが「最愛戦略」とかいってるのも「普段から気にしてもらえる存在になる」ということですから、そんなにはずれてないと思います。クラシコムが毎日のようにブログを書いているのも、ECに毎日訪問してもらうことよりも、ブログを毎日読んでいただくほうが可能性があるということだし、そうやって日々関心を寄せていただき、毎日アクセスしていただくという習慣が長期にわたって支えてくださるお客さんを増やすことにつながると思うのです。

    この本読んでみようかな(今の積ん読が消化され次第だけど)

    コンテンツマーケティングと最愛戦略(2012年7月24日)

    人柄や考え方が伝わって、心に響く(届く)ようなメッセージが込められていないとダメですし、結果として人を動かす(行動を喚起する)ようなものでなければ、(企業のマーケティングの文脈では)コンテンツではないといってもいいのかもしれません。 ぼくが「最愛」が重要だと話すのも、けっきょくはそうした共感が消費の原動力になっているということです。「みんなにとっていいもの」なんてないことを消費者は理解しています。聞きたいのは「自分にとって(私にとって)」どうなのかということです。

    どっちの効率化を目指すのかという話でもあるし、何がコンテンツなのかという話でもあるし、組織の基本的な姿勢をえぐるようなテーマですよね。最愛っていう言葉の響きや「嫌われない」っというと大概の人はそっちを選択しようとするはずなんです。でもその戦略をベースに戦術展開を行うとなると、物凄い転換を求められると思うんですよね。ぼくは人材サービスやSEOのセールスを行う時に広く集客したり拡散することを覚えて、次にセグメントを絞ったサービスを行うことで、伝える人たちを絞りこむことを覚えたんですけれど、営業でいうと受注できるのが5/100なのか、5/50なのかって話で、受注率に対する母集団数を気にする人と、無頓着な人がいることもあるわけです。
     
    飛び込み営業をしていた1995年くらいの時期は1日100件飛び込んで、そこからスクリーニングしてリストを作っていたものです。だいたいウェブがないんだから帝国データバンクの企業要覧をみてテレアポするわけですからね。そこから時代が変わってきて今日にいたる訳ですが、ぼくが経営者だったときは人的リソースも時間リソースも限られるから無駄な営業活動はやめてーーと思っていたものです。でも何をもって無駄とするのかを決めることや、限られた人たち、更にその中から買ってもらえそうな人をどう見つけるのかというのは組織にとって悩ましい話になってきます。
     
    さらに突っ込んで自分たちが探しに行くわけじゃなくて、選んでもらえる様にすることを目指すわけですから。非常に興味深い戦略、マーケティングですが、言葉の柔らかさに惹かれて「とりあえずやってみるか」で取り組むと大変だろうなと思うのです。まぁ戦略そのものが「とりあえず」でやるべきものではないって話ですが。(コメントが一言じゃなくなった)

    ソーシャルメディアを活用するということ(2012年7月24日)

    「顧客志向」みたいなもっともらしい標語を掲げる企業は多いんですけど、じっさいにはマシンガンのような宣伝メールを送りつけたり、たいしたメリットもないのに「フォローして」とか「『いいね!』押して」と強要していますよね。そんなのでいい関係なんて築けるわけがないのに。お客さんに嫌われないために、選ばれつづけるために、スパムになってないかということを毎回考えることが大事です。
    これまでにも何度も書いてますけど、論語の「己の欲せざる所は人に施すなかれ」がマーケティングの基本原則です。

    いつかのエントリーでも「友だちの友だちという距離感」と書いていたことをこのエントリーみて思い出しました。あの言葉から想像できる距離感が非常にしっくりくるんですよね。

    「ソーシャル×カスタマーサービス・サミット」はぶじ終わりました(2012年7月31日)
    “けっきょく知識や経験などぜんぶひっくるめて「見識が広い」ということが、優秀な担当者の条件なのかもしれないなあと思いました。”
    とあるのですが、御意という感じですね。何かを円滑に進めるには社内との調整が必要不可欠だと思うのですが、その時にいかに広い視野と高い視座を持っているか、そして暗黙知を形式知にできるスキルだとか、対人関係を円滑に進める察知力とかなんだかんだ必要になっちゃうのが実際だと思うんですよね。専門領域への深い知見とそれを支える拡がりをもった姿勢だとかそういうやつ。

    最愛志向のEC(2012年8月 9日)

    「企業努力が足りない」と断ずるのは簡単だけど、利己的な消費社会では、利己的な企業が生き残るのは必然なので、ぼくらももう少し賢く、やさしくならなきゃいけないと思います。いいものをつくるには手間がかかるし、丁寧さや誠実さはタダじゃないわけで。「消費の家畜」と表現したのは富永さんだけど、あくどい企業をのさばらせてるのはぼくら自身だってことをちょっと意識しておきたい。

    ECやっている人は理解しておいて損はないと思うな。カート離脱率を改善するために云々という話はこうした視座からも思考することが大切だと思う。

    説明を尽くせば売れるのか(2012年8月12日)

    「最愛」志向の場合、価格競争から降りるわけですけど、原則は「サービスの正当な対価を価格に載せる」ということです。サービスをこれまで以上にがんばるけど、お値段はそのままという商売がつづくわけがないので。スマイルに料金をいただくかはさておき、お店側の手間や負担が発生するのであれば、そこには対価を求めるべきです。他店と同じ価格で、アフターサービスが他社より充実してるなんてありえないのです。商売というのはキレイゴト(建前)をどうやって現実に近づけていくか、折り合いをつけるかということです。

    “ちゃんと計算してビジネスを組み立てないと、お客さんの評判はいいけど、ま
    ったく儲からないって話になっちゃいます”

    どんなに安売りショップでも一定のサービスをお客さんは求めるものですよね。その基準が物凄い高いというか。
     
    でも観光地のお土産屋さんにいるおばちゃんの、ぞんざいな対応はなんだか寛容できちゃうのは「そういうものだ」と思い込んでいるからですかねー。ところで理想と現実が違うと言って文句しかいわない人もいれば、理想と現実のギャップを理解してそこを埋めようとする人もいます。ぼくは理念の実現を追い求めるのが経営だと思っていて、それには色々組み立てたり共有すべきことがあるのだけれど、でもそれってきちんとした収益をあげていることが前提条件になると思うのです。二宮尊徳もそういうこと言っていたとか言わないとか。

    消費者の意見はヒントになるのか(2012年8月14日)

    ようは「ただ聞いてる(鵜呑みにする)だけじゃそりゃダメでしょう」ってことです。どの意見を取り入れるか、それはなぜか、他の意見はコスト的に無理なのか、などを丁寧に話しあうことで、自分たちの企業理念や方針をより正確に伝えることが大事なのです。さらにそれによって「批判」や「要望」ではなく「提案」が増えるような関係を築ければ最高ですよね。根本的にここがちゃんと理解されてない気がします。また提案しているコンサルの人たちも自分たちが消費者と対話したことがないので、わかってないんだと思います。「フィールド・オブ・ドリームスじゃあるまいし」というのは過去にもつかった表現ですけど、「場」を作ったところでなんにも起こりません。「場」は正しく運営されなければ理想的な成果が得られるわけがないのです。

    会社で言うとボトムアップで出てくる意見や、社員の総意というものが全て正しいのかというとそうではないことが往々にしてありますよね。ボトムアップで意見を常に吸い上げて「みんなの意見」を取り入れてくれるのが風通しがいい会社だって見方がありますけれど、それが一概に正解だとは言えない。消費者の意見も同じだと思う。殆どがピント外れた事言っているのだろうし、素人がちょっと思いつくことは既に企業内である程度はでている意見だと思うんですよね。
     
    それでも改善のヒントは転がっているかもしれない、ということがあるのでしょうね。お客様アンケートにはなるべくしっかり書くことを最近は心がけています。

    やらなきゃいけないことなんてなにひとつない(2012年8月15日)

    ぼくが伝えているのはシンプルな話です。いちばん安くもなく、いちばん高くもない商品というのが世の中の大半です。たぶんみなさんの会社もそうでしょう。だからこそ「どこで買うか」「誰から買うか」ということが大事ですし、そのための「理由」を提示していかなきゃいけないんですよね。そして世の中にはいろんな恋愛があって、好きな人のタイプも人それぞれなように、支持される企業もひとつじゃありません。だけどなにもしなければ誰からも相手にされません。だから自分がどういう人間かを過剰にならない程度にアピールすべきで、企業も同じだとぼくは思ってます。まずは興味を持っていただく、それも「その会社で働く人」としておもしろいと思っていただく。そこから継続的に見てもらって、その先に「信用される会社になる」ということがあって、さらにその先に「愛される会社になる」という段階があるわけです。人が組織の一部であり、もっというと社員の評価が会社の評価につながっていくということが、ソーシャルの(良くも悪くも)本質なのだから、中小企業であればあるほど、この特性を活かしていくことを考えないといけません。

    つまるところシンプルな話で、シンプルなことを話せる人はそれまでに色んな経験をして考え抜いて、その結果をシンプルな言葉にしています。本質に迫るほど言葉は抽象的になります。だから(背景を知ろうとせず)言葉だけを鵜呑みにしたり、或いは目の前のツールや小手先に飛びつくと結局いろんなことが中途半端になると思います。やっぱり心からの行動は言動に現れて、それはテキストに載って人に伝わるんじゃないですかね。(言葉は意を尽くせず、という面もありますが)

    急成長を目指さない年輪経営(2012年8月26日)

    「過当競争をしない。競争から降りる」という戦略があってもいいと思うんですね。そしてそのためにどうすればいいのかを徹底的に考えて、戦わなくてもいい状況(局面)をつくることを最優先するというのが、結果的に生存率が高まったり、幸せに生きていけるんじゃないのかなと。

    TVの解説風のまとめなのですけれど、河野さんの視座が見えて面白いですよ。経営はロマンでもないし、経営はギャンブルでもないですねってのはその通りだとおもいます。自戒の念ですが、とかくぼくはそこにスピードだとか急カーブを描くことを求めるので、何かこっちの価値観もあるんだよと諭されたようなエントリーです。ここ数年の経験と失敗から死なないことがまずは最優先であり継続していくことが重要だと気づいて、そういうのはもう止めようと思ってはいます。
     
    実際無理できないようになってきていますし。だいたい人生すべてが仕事になると死にかかることってありますからね。

    戦略と戦術(2012年9月 5日)

    考えるべきはもう一段階上のレベルで、人員の問題、コストや効率の問題、そしてそれをやること(やらないこと)で生まれる変化や影響について考えぬくことであり、よくいわれる「選択と集中」をとことん考えることこそが戦略なわけです。(この場合の「選択」というのは「やること」を選ぶんだけど、当然「やらないこと」を決めることのほうが心情的にむずかしいし、そして現実は「やらないこと」を選んで捨てなきゃいけない)

    この戦争用語の話はいろんなところででてきますね。そして多くの人が混同していると思います。~戦略っていうとカッコいい感じがするのでみんな使うのですかね。そういやぼくも昔、経営戦略室って部署にいました。

    「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス」というイベントで話をしてきました (2012年11月16日)

    経験によって得られるのは「こうすればオッケー」のリストではなく、「これやるとマズい」のリストなんです。だからぼくらは失敗する可能性は他の方よりは低いはず。でもそれはすでに失敗してるからともいえるわけで、ミスの先食いでしかありません。だからこそ他山の石じゃないけど、ぼくらがミスを犯しながら得た「失敗を回避するノウハウ」を参考にしていただければ、少なくとも後発の利は得られると思います。けっして「成功するためのノウハウ」を探さないでください。そんなものはどこにも落ちてませんから。

    ふと思ったのですが、話を聞くセミナーじゃなくて、「質疑応答だらけのセミナー」っては面白いんじゃないかな。質問内容は事前にお伝えしなければ、非予定調和になるし。

    アクティブサポートは「攻め」ると失敗する(2012年12月19日)

    ぼくは「最愛戦略」みたいなことも話してるんですけど、それって「みんな愛して!」ってアピールすることではないですよね。そんなやつが愛されるわけがない。まずは「嫌われない努力」からはじめるしかないんです。

    攻めるほにゃらら、って多いですよね。攻める総務、とか攻める人事、とか。管理部門系が標語として掲げることが多かった気がするんですけれど前のめりになるのはいいと思うのですが、まずは後方支援をがっちりやることが重要だと思うので攻めるってのはニュアンスはわかるけれど(要はコストセンターじゃなくてプロフィットセンターになるって意図)、具体的なことは何一つ想像つかない。
     
    で、エントリーの話ですが、アクティブサポートを名目に攻められちゃうと売り込まれている印象になりますね。運営する人たちもきっとい嫌な気分になると思うのですが。

    「Decade」を更新しました(2012年)(2012年12月30日)
    影響されてぼくも自分のを作りました。そして今年も半分過ぎました。最近ヨーコさんのスライドがチラチラ脳裏をかすめてくるのは、もう完全に毒されていますよね。
     

    2012年が終わりました

    フジイさんのまとめ
     ・2012年のsmashmediaをまとめてみたよ。 フジイユウジ::ドットネット 
    との照らし合わせです。

    ■2012年のエントリー:105本(前年比:123本減)
    ・フジイさんのダイジェスト:18本(17%)
    ・ぼくのダイジェスト:26本(24.8%)
    ・被っているもの:8本(7.6%)

    smedia2012
     
    という結果になりました。
    2011年くらいから顕著ですが、ご自身の活動に関連したエントリーが多くなって身の回りのアレコレについてのエントリーは本当に減りました。色んなことが洗練されて、研ぎ澄まされた感じになってきている印象ですね。初期の頃のプニィ、をつかっていた頃とはやはり違っていて当時より「べき論」が物凄く固まってきているような印象です。倫理観だったり道徳観が背景にあるのかもしれないですね。
     
    社会性と関係して固まってくると言われていますし、経年変化していくものですので、背景にいろいろあるんだろうなぁーと考えたりしました。

    ともあれ5月31日に2007年のまとめをエントリーしたわけでそこからカウントすれば37日間で今年に追い付きました。
    実際はこの他にもマーケティングis.jpを通読していたり、
    フジイさんのブログも実はこっそり通読開始していたりして(書いちゃったからこっそりじゃないか)そりゃこんだけ読んでいたら影響されるだろ、という状況になっています。自分がつくった勉強会のスライドも流れ的にかなり影響うけていますしね。

    ぼくは自分のビジネス人生を振り返ってみた時に「あの人とこの人には影響を受けているな」と自覚して名前をあげることができる人が2人いますけど、河野さんは間違いなく影響を受けている3人目の方だなぁと最近思っています。
    「どの辺?」っていわれると一言じゃ言えないので説明することは、なかなか難しいのですけれどね。言葉にすると野暮ですし。  

    とりあえず個人的にはゆるゆると待っている攻城団が楽しみだというところです。

     

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    この投稿へのコメント

    1. 河野 said on 2013年7月8日 at 8:45 PM

      ほんとにほんとにありがとうございました。
      お疲れさまでしたといったほうがいいかもしれませんが、とにかくめちゃくちゃうれしかったです。

      あらためて自分の記事を読み返すきっかけにもなりましたし、深く感謝しています!

      • 運営者 said on 2013年7月8日 at 9:06 PM

        わざわざ書き込みありがとうございます。
        そう言って頂けるととても嬉しく思いますし
        きっかけになっているなんて更に望外の嬉しさです。
        しかも労ってもらっちゃいまして。

        でも二番手ならではの楽しさで通読していました。
        なんというか、引き続きよろしくお願いします