smashmedia (2013年)をまとめました -Future Legend –

smashmediaの紹介を最初にしておきます。
コミュニケーション・デザイナーで、マーケティングis.jpの運営者であり、
Decadeや出前セミナーを始めた方。
そして最愛戦略とアクティブサポートの提唱者であり、命名者であり、現在は攻城団団長であり、観光再生人である河野武さんが7年間10年間(1230:フジイさんから指摘を頂きCopyrightを確認して10年に訂正)運営しているsmashmedia.jp
(アレ?と思われたとおり、この出だしは去年のフジイさんのをパクリました。すみません)

フジイさん(フジイユウジ::ドットネット)のsmashmediaのまとめを読んで
 
「こりゃあ自分のメモとして、とてもいいな」
 
と感じて今年の5月末からぼくもsmashmediaのまとめを作りました。
そしてぼくにとっても年末恒例行事になるな~ムフ☆とか考えていたら
まさかのsmashmedia終了宣言。ぼくにとって最初で最後の恒~例~の!!まとめになりました。

smashmediaを読んでいた人も、検索でみかけたことがあるよ、って人ももうすぐ読めなくなっちゃうから、この年末に一気に読み込むがいいと思いますよ。

2013年のsmashmediaのまとめ

伝えるスキルを磨く(2013年1月7日)

ぼくは本を読んでもセミナーを聞いても、わからないときは「わかんない」ってはっきりいうんだけど、そういう反応を認めない空気って多いですよね。

「伝えた」と「理解してもらった」は違うものだし、更にいえば「納得してもらった」もまた違いますよね。この手のコミュニケーションスキルって一言でまとめられている件は、もうずっと続いている。企業の採用のお手伝いしていると”求めるスキル”とかいう名目で必ず出てくるけれど、定義されていないところばっかりだったなぁ。

数寄者になる!(2013年1月8日)

大事なのは心構えであり、心意気。
伝統を大事にして、ひとつ一つの行事のならわしや行為のいわれについて思いを馳せて理解しようとする心。

河野さんが紹介している本は何冊か購入しましたが、初めて購入したのはこの本です。確かに面白くって知識を学びながらすいすい読めちゃう。お城巡りすると日本家屋に触れる機会も多いので、なんとなく興味を持ち始めるってのもありますね。

意見交換するためのコミュニティ(2013年1月10日)

顔をあわせて話すことはとっても有意義かつ有益で、だけど決まった時間に集まるには予定をあわせることもそうだけど場所の確保がなによりむずかしい。10人が半日ほど集まれる場所を確保するというのはなかなか大変。

この手の葛藤はいまぼくも直面していて、何となくぶらっと集まって会話ができる場所や仲間が欲しいなと思う。京都の町家あたりを一泊借りて出入りとかできたら楽しそうだな、とか妄想はするんですけれどね。
あの辺だと雰囲気も非日常的になりそうだし。
 
はじめてのドラッカー(「ドラッカー入門」を読んだ)(2013年1月11日)

「アセスメント(事前調査)よりモニタリング(観察・監視)が大事」なんてのは、超同感だしね。未来予測にしろ、自分や企業の能力にしろ、限界があるという現実をちゃんと受け止めるべきで、「このくらいでいいか」と割り切る勇気も必要。それは猪突猛進とはちがうし、場合によっては「先送り」を選ぶことだってかまわない。というか、むしろ大なり小なりリスクがある案件なら、先送りできる状況をつくれた時点で戦略的には悪くない。

案外モニタリングってやらないんですよね。つくって放置しているウェブサイトとか売っておしまい、っていうスタンスにも通じそうな感じ。モニタリングを行って改善に取り組むことが日常業務なのに。

そのコンテンツで顧客に愛されるのか(2013年1月11日)

コンテンツマーケティング(と呼ばれてるもの)はやらないよりはやったほうがいいけど、どうせやるなら頭を使ってちゃんとやらないともったいないですよね。そうすればきっとコンテンツの良し悪しどころの話じゃなく、もっと本質的な商売の原点についての意識統一が図れると思いますよ。

実状は近況報告みたいなブログが殆どですよね。ぼくたちはブログっていうとついつい簡単に考えちゃうけれど、いざ取り組むと中々難しい。

“自分たちが書きたいことと、お客さんが読みたいことをどうやって摺りあわせていけるか”
というフレーズが本文中にありますが、結局「自分たちが読みかえしたくなる」か「お客様のためになる」記事をつくっていくという目標設定になるのかなぁ。

「光もっともっと割」キャンペーンの評価(2013年1月14日)

加えていうと、ぼくは「日頃のご愛顧に感謝して」という発想は大事だと思うんですよね。企業と消費者の関係がマンネリ化しないためにも、こういう刺激が定期的にあるのは悪いことじゃない。
ただし「使えば使うほど得になる」というFSP的な発想で考えないと、けっきょくは常連を大事にしないことになるので、顧客離れの原因になりかねない。

ちょっと自分自身を当てはめてみると、常連だからという理由で何かキャンペーン的な優遇されるとか、特別感に浸れる体験をするのは常連になっている飲食店くらいだなぁ。あれはキャンペーンじゃなくて贔屓か。入会キャンペーンとかは凄い見かけるけど、「ご愛顧に感謝して」ってのはちょっと体験としては浮かばないかも。

マーケティングとはなにか(2013年1月26日)

おそらく次の時代は「非効率」とどう折り合いをつけていくか、つまり収益性・成長率といったビジネスサイドの話と、従業員の幸福度や顧客との関係性といったどちらかというと軽視されてきた側面を考慮して、その両方を踏まえた上での最適解を見つけていくことがポイントなんでしょうね。

こういう禅問答的な話って好物です。事例はもっと実務的な会話になるけれど、本質的な核心に近づくほど抽象的な表現になりますよね。その抽象的なところをいかに自分たちの環境にブレイクダウンしていくかということが経営戦略になってくるんじゃないかな。最近ぼくがお手伝いしているテーマに近い点があります。

mixbeatの終了と再開について(2013年2月6日)

だから「いい会社」という状態をどのようにつくっていくのかが重要で、そのための人事であり、報酬であり、福利厚生であり、その他もろもろの組織に関する決め事があります。またそれを維持するための利益確保も必要で、そのためには持続可能性のあるビジネスを構築しなければなりません。

企業経営に関する一考察的になっているなぁと思います。河野さんがどういう企業風土なりサービス提供なり経営スタイルを模索しているのかってのがとてもよくわかります。この逆説的なアプローチ方法で組織をつくりだしていくという試みについては実はぼくは1回失敗しちゃっています。でも再度頭の中をリフレッシュして企業文化を狙って作りだしていくことに挑戦してみたいですね。いつか、たぶん。

企業アカウントの「中の人」によく見る全能感について(2013年2月19日)

ほんとに最近は悪ノリマーケティングが増えているんですけど、その背景にはソーシャルメディアで反響が届きやすくなったことと、広報担当者が身につけるべき慎重さを学ばないまま客前に出ちゃうことの両方が悪いほうに作用してますね。

ユーモアと悪乗りは違うんですよね。画面や受話器越しになると人は強気になる。とくにネット業界(ネット広告)には一時期接近していたこともあるのだけれど本当に嫌悪感を抱くことがある。やったもん勝ちってのは倫理があることが前提だけれど、そもそもの倫理観と相容れなくなってきていることが時々あるんだよなぁ。現実世界はネット業界だけで起きている話じゃないけれど。

「お客さんとつながりつづける」ためのコンテンツマーケティング(2013年3月7日)

コンテンツマーケティングってもちろん「本来は」ブログやメルマガだけじゃありません。動画もあれば電子書籍やホワイトペーパーもありますし、あるいはじっさいに手に取れるリトルプレス(小冊子)なども含まれます。リトルプレスにいたっては検索はまったく関係ありませんね。

そのとおり!って事が珠玉の言葉で綴られています。自社のお客様はネット世界だけにしかいないのか?と自問自答すれば答えはでてくるのですけれど、どうもコンテンツマーケティングというとウェブでブログとホワイトペーパの話になりますよね。そしてそれで全て解決しそうな気になってしまう。でも消費者はECで購入したとしても、梱包されている同梱物も見るもんですよ。(どうでもいいって人もいるけど)初回購入時とリピート購入時と
封入物が違っていると感動するし、ぼくは。

「未来企業は共に夢を見る」を読みました(2013年3月18日)

ポストモダンとか、先進的とか、その手の話をする際に、過去のすべてを否定するのではなく、あくまでもすべての選択肢をフラットに並べるべきです。捨てるのは先入観だけ。二元論にして単純化するのは自らの思考力がないことを証明しちゃってますね。けっこう見聞きしますけど。多様な企業が存在することで、就活における人気企業の集中が緩和されて優秀さと同じかそれ以上に相性が重視されるようになるといいですね。

この本は今年のマイベスト本です。
いま自分が関わっているお客さんにも贈ろうと考えています。これが正解ではないですから、突き詰めるとこうした経営スタイルを選択するかどうかは好悪という本能なのかもしれませんがね。それでも選択肢が増えていくことはいいことだし(その分迷うけれど)戦略的に文化を創り上げていくことは、結果的には企業の価値観を結集していくことになる、それが適正な距離感でお客様に還元されることはなんとも素敵なサイクルになると思います。

「城の駅」構想(2013年5月6日)

そのお城に関する情報をパネル等で展示したり、グッズが売られていたり、ほかには特産品が買えるといいですし、その地方の郷土料理が食べられるレストランがあるとさらにいいですね。なによりお城好きな人同士が交流できる「場」になればいいなと思うわけです。

いいですね、「城の駅」。攻城団で取り組んでいくテーマにぜひ入れてほしいですw
実は今年のエントリーでぼくが一番色々と将来像を想像したのは、このエントリーなのです。実際お城の近くってメジャーな都市じゃないと何にも無いんですよねー。「何かあるだろう」と多寡をくくって出かけた安土城跡で痛い目に合いました。
 
グルメサイトの評価のむずかしさ(というかお店の評価はむずかしい)(2013年5月14日)

それと、ぼくらはついついサービスが悪いと、すべての評価が厳しくなっちゃう傾向があると思うんです。味と価格のトレードオフはわりと簡単に受け入れるのに、サービスだけはいつでも高いものを要求しがちというか。多かれ少なかれ、こういうモンスターの傾向はぼくらひとり一人の中にあってこの負の連鎖を止めないと地獄しか待ってないです。

この手の話は知人の飲食店経営者からも、たまに聞くんだけれど本当に難しいです。可視化されることが脅迫材料にすらなりかねない状況ってのもあるんですよねぇ。
自分がお客の立場になると気分にによっても変わるし、○○だから許せない、って時もあります。結局歯どめをかけるスイッチが自分の中に必要なんですよね。ちなみにグルメサイトの件はオンラインワークショップの課題にも出てきましたけれど「何を期待していたのか、どう裏切られたのか」って事はもう少し判りやすく知りたいなと思う。

マーケティングは消費者を欺くことじゃない(2013年5月21日)

行き過ぎたマーケティングはもはや詐欺と変わりません。
マーケティングは消費者の信頼を取り戻さなければならないし、それができないならマーケティングなんてものは世の中から消えてしまうべきなんだと思います。

マーケティングって一般の人からみれば”騙し”か”サクラ紛い”の話か、得体のしれない何か、なんだろうなぁと日常的には感じています。河野さんが以前から言っていた「企業とお客様の適正な距離をどう作るか」って事に軸を移した方がいい気がするけれど、結局殆どのマーケティングの人って広告だし、そこまでのレイヤーに入るのは働き方だとか職域の問題になるんじゃないかなと昔から感じています。仕事が人を育てるっていう側面から見た場合だけど。

辻さんの出前セミナーin大阪(2013年5月26日)

ベースの「マーケティング」が「(目的を実現するために合法なら)なにをしてもいい」いうものだとしたら、そこに自ら制約を加えるという解釈です。つまりインバウンドマーケティングなら、「消費者自身に探していただいて、こちらから割り込んでいかない」という制約です。同様にパーミッションマーケティングであれば「消費者の同意を得ずに、あらゆる営業・宣伝行為を行わない」という制約です。

レポートかなと思って読むと、現実を直視した経営レイヤーの話が展開されてきています。制約をかけるというのは倫理観があるからで、誠実さの表れだと思うんですよね。経営戦略は価値観が投影されるものだし、戦略が反映されるのが戦術で、戦術に日々向き合っているのは現場の人であり、お客様です。そこには自ずと倫理観みたいなものが必要で、無法地帯じゃない限りモラルってものがありますからね。ちなみにこの出前セミナーに参加しようかなって考えていたのですが、ぼくは制作会社(畑)の人じゃないので止めたんだった。
 
このエントリーみて河野さん=オレンジの服。というイメージが覆って緒方洪庵先生みたいになってる!と思ったというオチがあります。

2013年の「Decade」を更新(2013年12月20日)

ということで、これが最後のブログの投稿になります。
さようなら。そしてありがとうございました!

-what have you done?-
締めはこれになりましたね。なんとも爽やかにサラっとしているのが河野さんらしいなぁと。

36本中16件をピックアップさせていただきました。
今年はエントリーが一気に減ったのですけれどその分河野節というか、みんながsmashmediaに対して抱いていたイメージに近いエントリーが多かったと思います。(ちなみに前年比74本減)

コンテンツマーケティング、お客さんと繋がり続けるっていうキーワードから企業がもつ価値観だとか、価値観を反映させていく企業文化作りとかマーケティングというものの源泉となるところにドンドン触れられています。

smashmediaを終了させる理由はオンラインワークショップでも少し触れていらっしゃったのですが、河野さんの持つ誠実な部分がでているなぁという点と”何かを始めることは何かを終了させること“という事があるのかもしれないですね。つまるところは個々人がもつ美学だと思いますが。(もっとドラマの感想なども読みたかったりするけど)

来年以降の活動に勝手に期待しつつ、個人的にはぜひどこかで「城の駅構想」を実現してもらいたいなあ。

末尾になりましたがまとめのきっかけを頂戴したフジイさん、ありがとうございました。まとめを読んでいただいた訪問者の方、ありがとうございました。

そして河野さん。
smashmedia.jp/blogの運営、ありがとうございました。

いつかどこかで!

 

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